生理がつらく横になりたいのに子どもの「遊んで」コールが続きます【お悩み相談室】

生理中の眠気や腹痛で体がつらい中、3歳のお子さんから「遊んで!」と何度も声をかけられ、休むこともできず限界に…。頼れる人もおらず、イライラして自己嫌悪に陥ってしまうというご相談です。
保育士が、体調がすぐれない日でも無理をせず子どもと関わるための工夫や、イライラとの付き合い方についてお伝えします。
生理中で強い眠気と腹痛がありとてもつらいのですが、3歳の子どもはおかまいなしに「ママあそぼ!」「こっち来て!」と何度も声をかけてきます。テレビやDVDを見ていてくれたらと思うのですが、子どもはあまり好きではなく…遊びたいの連呼。夫は夜勤明けで寝ていて頼れず、ひとりで対応しなければならず正直限界です。「この時間になったら起きるね」と伝えても、まだ時計の感覚もなく通じません。横になりたくてもずっと話しかけられて休めず、イライラしてしまう自分にも落ち込みます。こんなとき、皆さんはどう乗り越えているのでしょうか?アドバイスをいただけたらうれしいです。
(30代、女性、ハンドルネーム:ひなこ、職種:営業)
目次
最初に
ご相談いただきありがとうございます。
生理中は体の面でも心の面でも負担があり、「しんどい」そんな言葉がまさにあてはまる期間だと思います。
3歳のお子さんの毎日はとてもエネルギッシュで、お母さんの体調がすぐれない時も関係なく続きますよね。
そんな中で自分の心や体が思うように動かないのは、本当に辛いことです。
女性は特に生理やPMSがあって思うように動かない日が多くなります。
「頑張りたいのに頑張れない」そんな思いが一番しんどいのではないでしょうか。
私は保育士なので、生理やホルモンバランスの専門的な知識はありませんが、
日々、子育てを頑張るお母さん達のそばで、たくさんの悩みや不安、そして喜びも、一緒に感じながら歩んできました。
ママだってイライラや頑張れない日もあって当然
今日はその経験の中から、『お母さんの気持ちに寄り添うこと』を一番大切にして、少しでも心が軽くなるような回答をお届けできたらと思います。
イライラするのは頑張っている証拠
「本当は優しくしたいのにイライラしてしまう」そんな気持ちになってしまうお母さんは多いです。
でもそのイライラは体調が悪いから遊べなくてイライラしてしまうだけではなく、ちゃんと子どもと向き合わなくちゃ!でもできない!と心の中で無意識に頑張っている証拠だと思います。
どうか自分を責めず、落ち込まないでほしいです。
「お母さんちょっとしんどい」と伝えてみる
子どもに「今日は痛いところがあるから元気がないの」と子どもが全部を理解できなくても伝えることも一つの方法かと感じます。
例えすべてを理解できなかったとしても、「今日はお母さんちょっとしんどい(痛い、苦しい)」という気持ちに触れる経験は、すぐには無理でも、お母さんが頑張っていることや、元気がない日があることを感じ取る力になります。
できない日があったっていい
「イライラしてしまう自分にも落ち込む」「どうやったら乗り越えられるか」と、自分のできなかったことに落ち込んでしまうことももちろんあると思います。
でもできないことはダメなことではありません。
できない日があることも人間らしさで、お母さんだって一人の人間です。
きっとうまく出来ない日がある分、元気に遊べる日やたっぷり関われる日もあるはずです。
どうかそんなできている日にもたくさん目を向けてあげてください。
横になって休みながらできる「省エネ遊び」
それでも「遊んで!」とお子さんがやってくる時はありますよね。
少しでもお母さんが休めるよう、体がうまく動かない時の遊び方も工夫できます。
お医者さんごっこ
お母さんは患者役になり「優しく診てくださいね~痛くしないでね~」と声だけ掛けながら横になって相手をする。
お医者さんごっこのおもちゃはこういった日の為に隠しておくと飽きずに遊んでくれることがあります。
体に落書き
水性ペン(石鹸や水ですぐ落ちるものなど)
横になっている間、足だけね~と約束して足に落書きをしてもらう
※服も汚れる可能性はあります
最後に
こういった形を無理なく取り入れながら、どうかしんどい日の自分も受け入れてあげてほしいと思います。
それは、いつも子育てを一生懸命頑張っているお母さんだからこそ、伝えたい大事なメッセージです。
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