妊娠してから鼻水が出るように…。薬もあんまり飲めないしちょっと不安【お悩み相談室】
今回は、妊娠してから風邪でもないのに、鼻水が出るようになったという20代女性からのご相談です。
薬もあまり飲めないのでこのまま何カ月も続くのか不安に思っているようです。
鼻水と妊娠との関係、適切なケアについて助産師がアドバイスします。
妊娠してからなんですけど、鼻水がやたら出るように…。
風邪かなって思ったけど熱もないし、くしゃみもそこまでじゃなくて。
ただ、なんかずーっと鼻の奥がむずむずしてる感じです。
特に朝起きたときとか、寝る前とかにサラッとした鼻水が急に出てくることが多くて、枕元にティッシュ常備してます。
薬もあんまり飲めないし、「このまま何カ月も続くのかな…」ってちょっと不安。
加湿器をつけたり、あったかいお茶を飲んだりはしてみたんですけど、改善はせず、これ以上なにをしたらいいですか?
(20代、女性、ハンドルネーム:ママになるのたのしみ、職種:主婦)
最初に
妊娠されてから、鼻水がやたらと出るようになってしまったのですね。
風邪っぽさもあまりないのに、鼻の奥がずっとむずむずしていて、朝や寝る前になると突然サラッとした鼻水が落ちてくる。
不快ですよね。
「このまま何カ月も続くのかな」と心細くなってしまうかと思います。
妊娠中は、普段ならそこまで気にしないような体の変化が、どうしても気になるかと思いますし、
体調を崩しているわけではないのになんともいえない不快感が続くと、気持ちの方が参ってしまうこともあるかと思います。
でも実は、妊娠中は鼻水や鼻づまりが起こりやすいと言われています。
まずは「妊娠による体の変化で起きやすいものなんだ」と理解できると、少し気持ちも軽くなるかもしれませんね。
そのうえで、今より少しでも快適に過ごせるように、「鼻の粘膜を守りながら、刺激を減らす工夫」を知れると良いでしょうか。
薬に頼りにくい時期だからこそ、日常の中でできる小さなケアを積み重ねて、鼻水の量やタイミングが少し穏やかになる状態を目指してみるのも良いかと思います。
加湿や温かい飲み物を試されたのはとても良い工夫ですが、鼻は意外と環境の影響を強く受けますので、もう少し具体的な環境調整やケア方法を加えていくことで、今の不快感が和らぐ可能性はあるかと思います。
妊娠と鼻水・鼻づまりの関係
妊娠中に鼻水が増えたり鼻が詰まったりすることを、「妊娠性鼻炎」と呼ぶことがあります。
エストロゲンなどのホルモンが増えることで鼻の粘膜がむくんだり、分泌物が増えたりするためで、透明でサラッとした鼻水が長く続くのが特徴と言われています。
風邪のように熱や強い鼻づまりがないことも、今の状況と似ていますね。
鼻の粘膜を守りながら、刺激を減らす工夫
薬を使いたくない時期にできる対策を、いくつか挙げてみますね。
・生理食塩水の鼻うがい
粘膜を傷つけず、余分な分泌物やアレルゲンを優しく流せます。
・蒸しタオルで鼻周りを温める
血流がよくなり、むずむず感の軽減に役立ちます。
・枕を少し高くして寝る
夜間の鼻水が喉の方へ落ちる不快感を減らします。
・室内の湿度を50〜60%に保つ
加湿器を使いながら、過加湿にもならないよう調整。
・空気清浄機の併用
ハウスダスト・花粉・PM2.5などの刺激を減らせます。
また、妊娠中でも使える点鼻薬などもありますので、耳鼻科で妊娠していることを伝えた上で相談したり、または妊婦健診の際に相談してみてもいいかもしれません。
鼻水が止まらない状態が数週間以上続く妊婦さんも多く、自然に落ち着く方もたくさんいます。
長く続くかもしませんが、ほとんどの場合、時間の経過とともに治っていくことが多いものですので、あまり心配しすぎないでくださいね。
ただ、黄色や緑の鼻水に変わったり、痛みや発熱が出てきた場合は副鼻腔炎など別の可能性がありますので、その時は、その時が受診のタイミングとお考えください。
あまり無理せずに、早めに相談するといいと思いますよ。
最後に
妊娠中は、体が赤ちゃんのために大きく変わり続けていく時期です。
少しの不調でも心が揺れやすくなりますし、我慢しすぎず、できるケアを無理なく取り入れながら過ごしていきましょう。
少しでも楽に、快適に妊娠生活を送れますように。
専門家がこたえます!お悩み募集中です
「知ってハレばれ お悩み相談室」にお悩みをお寄せください。
毎月ピックアップさせていただいたお悩みとその回答を、「知ってハレばれ お悩み相談室」の記事で公開いたします。下記のフォームからお悩みをお寄せください(匿名でお寄せいただけます)。



