妊活中の甘酒は「米麹」を選んで。老化防止や腸内環境を整える、体に優しい飲み方のコツ【お悩み相談室】

妊活・不妊
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今回は、祖母から妊活に甘酒を勧められたものの、糖分や効果が気になり一歩踏み出せずにいる30代女性からのご相談です。

妊活における甘酒の栄養価や血糖値を守る飲み方、飽きずに楽しめるアレンジ術について管理栄養士がアドバイスします。

祖母から子作りには「甘酒がいいよ」とすすめられました。
発酵食品が体に良いのはなんとなく知っていますが、本当に妊活にもいいのかな?とちょっと半信半疑です。
飲むなら作ってあげると言ってくれているのですが、普段ジュースを飲まないので、甘い飲み物だから糖分も気になります
子どもの頃、お正月の神社でふるまわれる生姜入りの甘酒が好きだったので飲みたい気持ちはあります。

妊活中に甘酒を取り入れている人って多いのでしょうか?
飲むタイミングや量の目安、あと味変の工夫などがあれば知りたいです。

(30代、女性、ハンドルネーム:おばあちゃん子のMii、職種:販売・サービス)


最初に

こんにちは。お祖母さまから「子作りには甘酒が良い」と勧められたのですね。
それも手作りのものだとより安心して飲むことができますね。

普段ジュースを飲まないのは妊活の為に避けていらっしゃるのでしょうか。
日々妊活に励まれていることと想像いたします。

確かに発酵食品なのでからだに良いですが糖分は高いので気になりますよね
子供のころ、お正月の神社でふるまわれる生姜入りの甘酒が好きだったとのエピソードはこころもからだも温まるほっこりする思い出でもあり素敵です。


今回は妊活中に甘酒を入れる方が多いのか、また、飲むタイミングや量の目安お味の工夫などについてご提案していきたいと思います。

 

甘酒が「飲む点滴」と呼ばれる理由

米麹で作った甘酒には、麹菌がデンプンを分解することで生まれる成分に点滴と同じ成分のブドウ糖、ビタミンB群やアミノ酸が豊富に含まれています
疲労回復や豊富に含まれているビタミンB群は血行と代謝を促進させます。

また発酵食品でもあるので腸内環境を改善し体内の老廃物も排出しやすくし便秘解消につながるなど栄養代謝をスムーズにしてくれる作用があるなど栄養面で効果が期待できます。

 

妊活中の甘酒、みんなはどうしてる?

不妊の要因の一つに年齢要因が挙げられます。
いわゆるからだの老化を早めてしまう食生活をしていると妊娠力低下につながってしまいます。

米麹で作った甘酒には腸内環境を改善し栄養代謝を高めることでの細胞老化を緩やかにし、妊娠力向上に貢献してくれる飲み物のひとつです。
実際妊活中に甘酒を飲まれる方が多いとのご質問ですが、試される方もいらっしゃいますが、好みもありますのでみなさんがすすんで取り入れられる傾向は多くは見受けられません

 

1日1杯が目安!妊活中に選ぶなら「米麹甘酒」を

甘酒は、大きく分けて二つの種類があります。
ひとつは、酒粕を水でのばし砂糖を加えて作る「酒粕甘酒」微量のアルコール分を含みます。
もうひとつは、米と米麹から作る「米麹甘酒」がおすすめです。
こちらは、ノンアルコールで砂糖を加えていないのでお米が持つデンプンの優しい甘さが楽しめます

ですが、甘酒には心配されている通り吸収のスピードが速いブドウ糖を多く含むため血糖値を急激に上昇させ、摂りすぎてしまうと肥満だけではなく糖尿病の要因となります。

そのため飲み方の工夫点としては空腹時を避けた食後に飲むことが好ましいです。
また、一日に飲む量は120~200ml程度(コップ1杯分)に抑えましょう

妊活中におすすめの甘酒「味変」アレンジ3選

簡単な甘酒のアレンジドリンクを3つご紹介いたします。

①甘酒豆乳

無調整豆乳と甘酒を1:1に分けて混ぜる。
豆乳のイソフラボンは女性ホルモンに似た働きをもつため妊活中におすすめのドリンクです。

②甘酒スムージー

お好きな果物と混ぜる。
いちごやりんごなどを入れるとよりフルーティーでペクチンといった血糖上昇を緩やかにする成分も含まれます。

③甘酒ココア

ピュアココアは抗酸化作用があるため老化防止につながります。
ココアはカフェインを含みますが、妊活中でも1日1.2杯飲んでも問題ありません


またこちらのアレンジドリンクにえごまオイルなどのオメガ3脂肪酸を入れることでより血糖上昇を抑えてくれるのでおすすめです。

まとめ

お祖母さまの心のこもった手作りの甘酒を妊活中に取り入れることは心もからだも温まり良いかと思います。
健康面では腸内環境改善や疲労回復、抗酸化作用もあり魅力的な飲み物ではありますが糖質が高いため飲み方を工夫されたり、1日の飲む目安量を守っていただくことでより安心して飲んでいただけるかと思います。

妊活中はあれもこれも食べ物のことが気になるかと思いますが、正しい知識を味方にお食事を楽しむことも忘れないでいただければ幸いです


<参考文献・出典>

公益社団法人 日本醸造協会「日本醸造協会誌」
▶麴甘酒に含まれる成分について:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan/112/10/112_668/_pdf/-char/ja

内閣府 食品安全委員会
▶食品中のカフェイン:https://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf


<本記事の回答者>

西岡真美

管理栄養士/予防医学食養生士/薬膳食療法専門指導士

所属:株式会社ファミワン

不妊治療クリニックにて6年間、妊娠を望むご夫婦に寄り添う栄養サポートを担当してきました。妊娠前から更年期だけではなく、病気にならないためのこころもからだもおだやかに、より自分らしく過ごせる食事スタイルを一緒に見つけるお手伝いをいたします。


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