夜間の鼻詰まりで眠れない30代妊婦。薬に頼らず熟睡できるセルフケアを教えて【助産師監修:お悩み相談室】
今回は、妊娠後の深刻な鼻詰まりで夜中に目が覚めてしまう30代女性からのご相談です。
お腹の圧迫感も重なり眠りが浅いものの、赤ちゃんのために点鼻薬を控えて耐えているようです。
妊娠中の鼻詰まりとの向き合い方、夜の息苦しさを和らげるための具体的なセルフケアについて、助産師が分かりやすくお答えします。
妊娠してから、鼻詰まりが一気に増したように感じています。
もともと鼻は詰まりやすい体質でしたが、妊娠してからは特にひどく、なかでも夜間は呼吸がしづらくて目が覚めてしまうほどです。
妊娠前は市販の点鼻薬に頼っていましたが、今は控えています。
ただでさえお腹の圧迫感で眠りが浅くなりがちなのに、鼻詰まりまで加わって困っています。
薬を使わずにできる対策があれば、ぜひ知りたいです。
(30代、女性、ハンドルネーム:和音、職種:イベント・娯楽・エンタメ)
最初に
妊娠してから鼻詰まりが一気に悪化し、特に夜間は呼吸がしづらくて目が覚めてしまうほどとのことですね。
もともと鼻が詰まりやすい体質だったとのことですが、妊娠前に使っていた市販の点鼻薬を控えている中で、他にできることがないかと悩まれているのではないでしょうか。
そもそも妊娠中は、お腹が大きくなることによる圧迫感や頻尿などで眠りが浅くなりやすい時期です。
そこに鼻詰まりまで重なると、十分に休めず、心身ともに疲れがたまりやすくなりますよね。
赤ちゃんへの影響を考えるからこそ、自己判断で薬を使うことを控えて頑張っていらっしゃるお気持ちが伝わってきます。
妊娠中の鼻詰まりは珍しい症状ではない
実は、妊娠中の鼻詰まりは珍しい症状ではなく、鼻炎のような症状が現れる方も少なくありません。
妊娠すると女性の体は、お腹の中で赤ちゃんを育てるために大きく変化していきます。
その一つが全身の血流量の増加です。
全身の血流量が増えると鼻の粘膜もむくみやすくなるため、もともとアレルギー性鼻炎などがある方では、症状が強くなることもあると言われています。
今すぐ完全に鼻詰まりをなくそうとするよりも、
「少しでも眠りやすくする」
「夜間に目覚める回数を減らす」
といった形で、日常生活の負担を軽くしていくことを目標にできるとよいかもしれません。
まずは、お薬を使わなくてもできる工夫を取り入れながら、ご自身に合う方法を見つけていけるとよいですね。
その上で、症状が強く日常生活に支障が出ている場合には、無理に我慢を続ける必要もないと思います。
必要に応じてお薬の力を借りることも選択肢の一つとして考えてよい時期なのかもしれません。
薬を使わずに出来る対策と受診のタイミング
お薬を使わずにできる対策としては、
・加湿器や濡れタオルなどで室内の乾燥を防ぐ
・寝る時に上半身を少し高くする
・横向きで休む
・温かい蒸しタオルを鼻周囲に当てる
・生理食塩水による鼻洗浄を行う
などがあります。
ただ、今回のご相談内容を拝見すると、すでに夜間に目が覚めてしまうほど症状が強く、日常生活にも影響が出ているようですので、あまり我慢しすぎてほしくないなという印象も受けています。
また、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎など、妊娠以外の原因が隠れていることもあります。
黄色や緑色の鼻水が続く、
顔の痛みや発熱を伴う、
といった症状がある場合はもちろんですが、
そこまで症状が悪化する前の段階でも、一度耳鼻咽喉科や産婦人科で相談されてもよいのではないでしょうか。
市販の点鼻薬の中には、長期間使用すると、かえって鼻詰まりが悪化するものもあります。
一方で、妊娠中でも症状によっては使用できる治療薬がありますので、つらさを我慢しすぎず、医師や薬剤師に相談してみることも大切です。
最後に
妊娠中はさまざまな体の変化が起こりますが、少しでも眠れる時間が増えることは、お母さんにとっても赤ちゃんにとっても大切です。
一人で抱え込みすぎず、つらい時は医療機関の力も借りながら過ごしてくださいね。
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