子どもに怒鳴ってしまう…育児中の“怒り”との向き合い方を教えて【お悩み相談室】

子育て
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今回は、言う事の聞かない子どもにイラっとしてつい怒鳴ってしまうという20代女性からのご相談です。
反省をし落ち込みながら、「怒らない育児がしたい」と悩んでいらっしゃるそうです。

怒りが起こる心の裏側や、怒ってしまった時の対応、感情をコントロールするコツについて、保育士がアドバイスします。

子どもが言うことを聞かない時、子どもの表情や言動にイラっとした時、ダメだと思っていてもつい衝動的に怒鳴ってしまいます。子どもを産む前の性格はあまり怒りっぽい方ではなかったと思うのですが、どうしてか育児になると怒りを抑えることができないことが多いです。

子どもが寝た後に、かわいい子どもの寝顔を見ながら、怒りすぎだったかなと反省することも多くあります。育児のアンガーマネジメントってむずかしいですね・・・。
怒鳴らない育児をして良い母親になりたいです。

(20代、女性、ハンドルネーム:チョぴろ、職種:理・美容)


最初に

チョぴろさん、毎日子育て本当にお疲れ様です。

ご相談の文面から、お子さんのことを一生懸命に考えていらっしゃるお気持ちがとても伝わってきました。

「困ってほしくない」「外で嫌われてほしくない」「しっかりしてほしい」

いろんな願いがあるからこそ、つい真剣に、強く叱ってしまうことがあるのだと思います


私自身、保育士としてたくさんのお子さんをお預かりしてきましたが、それでも我が子となると、どうしても感情のスイッチが大きく入ってしまいます。

「言いすぎたかな」と寝顔を見ながら反省する夜もたくさんありました。
でもそれは、愛情があるからこそ感じる「心の痛み」であると感じます。


チョぴろさんはきっととてもまじめで優しいお母さんなのだと思います。

怒ることはいけないことなの?

「怒らない育児が正しい」「穏やかに見守ることが大切」そんな言葉を目にすることが多くなりました。
そんな中で子育てをしていると、怒る=ダメなこと と感じてしまうお母さんも多いかもしれません。

けれど、私はそうは思いません

怒るというのは、子どもに「伝えたい」「分かってほしい」と思う気持ちの裏返しだとも感じています。
もちろん最初から頭ごなしに怒るというのはあまりいいことでないのかもしれません。
でもそういう日だって人間だからありますよね

大切なのは、

「怒ったことそのもの」ではなく、「その後どう関わるか」でもあるかと思います。

「さっき怒っちゃってごめんね」

「あの時聞いてもらえなくて悲しくなっちゃったんだ。でも、あなたのことは大好きだよ」

などとフォローができると、子どもの心には怒って終わりでなく、「安心」も残ります。

実際にそういった関わりをされているお母さんのお子さんは、保育園でも気持ちが安定していて、自己肯定感がとても高い印象がありました。

育児中の怒りと上手に付き合うためには?

「怒らないようにする」というと、イヤイヤ期や反抗期のお子さんを相手にしたときに難しく、「怒らないようにしなきゃ!」と意識すればするほど難しく、つい怒ってしまったことに自己嫌悪になりやすいですよね

子どもたちに何かを教えるときに「いきなりできるようになること」は求めません。

段階を組んで、スモールステップで少しずつ目標に近づけていけるようにします。


「怒らない」ではなく「怒りすぎない」ということを意識して少しずつ取り入れることが、大切かと感じます。


私が保育の現場でも意識しているのは、「離れる」「深呼吸する」「言葉を一度手放す」この3つです。

保育士として責任をもって職務に当たっているので、感情的に関わることは絶対に避けなくてはなりません。
感情が高ぶることのないように、安全を確認したうえで少し背中を向けてみることもあります。
その数秒で、気持ちが落ち着くことがあります

その時には深呼吸を繰り返し、間を取ることも意識しています。


間を置く際に「今は言葉と行動を選んでいる」と意識することは、お子さんとの関係も、お母さんの心も守ることができると思います。

最後に

お母さんが怒ってしまうのは、お子さんを大切に思う気持ちの証です。
そして、こうして「いいお母さんになりたい」と考えられるあなたは、もう十分に素晴らしいお母さんです

完璧である必要はありませんし、怒りながら、悩みながら、「どうしたらもっと伝わるかな」と考えるその姿も、子どもにとって愛情そのものだと私は思います。

「怒らないお母さんになってほしい」と私は思いません。

怒ることはエネルギーも使うし、お母さん自体が自己嫌悪になりやすいです。
だからそんな時間を少し減らして過ごせるようになってほしいと思っております。

 

<本記事の回答者>

自分自身が子育てに悩んだ経験から、親も子どもも「自分にあったやり方」で生きられる環境の大切さを実感しました。子育ては思うようにいかないからこそ、「こうあるべき」にとらわれず、それぞれの個性も大切にした子育てのお手伝いをさせていただきたいと思っております。


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