「ママがいい」と言われる父親の苦悩…距離を縮める育児法が知りたい【お悩み相談室】
今回は、お子さんに「パパよりママがいい」と言われてしまい、どう距離を縮めればいいのか悩んでいる40代の男性からのご相談です。
仕事で一緒にいられる時間が少ないことへの寂しさや、うまく関わりたいのに届かないもどかしさを抱えておられるようです。
お子さんとの関係を自然に深めていく方法を保育士がアドバイスします。
2歳と4歳の姉妹がおります。平日は仕事が遅く、休日に子どもたちと関わろうとしても「パパよりママがいい」と言われてしまいます。妻は「普段から一緒にいないからよ」と言うのですが、どうしても寂しさを感じてしまいます。
男親なので、うっとうしさを表されないうちに子どもとの関係を少しずつ築きたいのですが、どうすれば自然に距離を縮められるでしょうか。
(40代、男性、ハンドルネーム:スバル、職種:販売・サービス)
最初に
平日はお仕事で忙しく、なかなか子どもと関われないことで罪悪感を持ってしまうこともありますよね。
家族を大切にしているからこそ感じるものだと思います。
ですが、子育ては「一緒にいる時間の長さ」だけでは測れるものではないと思っております。
平日忙しく働いているお父さんも、家庭に安定や安心を届けることで子どもを守っているのではないでしょうか。
家族の生活が安定し、安心して過ごせる環境を作ってくださっていること自体が、立派な子育ての一部です。
もちろん「稼いでいるのだから子育てはしない」という極端な考え方はあまりいい印象をもちません。
「ママがいい」は多くの子供に見られる反応
多くのお子さんを見てきた経験から、子どもはどうしても一緒に過ごす時間が長いママを選ぶことが多く見られました。
これは、決してお父さんの愛情が足りないわけではなく、自然な反応なのだと感じます。
「ママの方がいい」と言われることに寂しさを感じるかもしれませんが、これはほとんどの家庭で見られる現象であり、決して珍しいことではありません。
お父さんが子どもと関わろうとしていること自体が、すでに愛情の表れです。
パパと一緒だと楽しい!を作るのが近道
お子さんがパパのところに自然に寄ってくるようになるには、
「一緒にいると楽しいことができる」
というような経験を少しずつ積むことが大切だと思います。
例えば、
子どもが興味を持っているおもちゃで遊ぶ、
ゲーム感覚で一緒に体を動かす、
パパといると笑える時間があるといった体験を意識して作っていくと、子どもは少しずつパパに近づいてくれます。
保育士でも同じようなことが見られます。
一緒に遊んで楽しい時間を過ごせる保育士を子どもは自然に選びます。
ただし、最初からすぐに子どもが寄ってくるとは限らず、少しずつの積み重ねが必要だと感じました。
焦らず工夫して関わることが大切
大切なのは、正面からいくのではなく、工夫して関わることだと思います。
・子どもが好きな遊びや興味に合わせて遊ぶ
・「パパといると楽しい!」と感じてもらえる体験を少しずつ増やす
・無理に抱っこや会話を強要せず、自然な接し方を心がける
パートナーへの姿勢も大きな影響に
保育園でもよく私が感じたのは、子どもたちは本当によく大人の姿を見ているということです。
日々、パートナーに
「いつもありがとう」
「君がいるから子どもたちが健やかに育つよ」
「普段は仕事でできないけれど感謝しているよ」
というような感謝や思いやりを伝えることは、子どもにも自然に伝わります。
大好きな人を大切にしている様子を見ることで、子どもも安心感や愛情を感じ取り、
パパへの信頼や親近感につながることも考えられます。
最後に
一度や二度の試みですぐに効果が出なくても大丈夫です。
大事なのはお父さんが一生懸命、子どものために楽しい時間を作ろうとしていることです。
既に取り組まれている場合もあるかと思いますが、その姿勢自体が家族に伝わります。
焦らず、少しずつ楽しい経験を積み重ねることが大事だと感じます。
もちろん無理なくですが、仕事を頑張りながらも子どもとの関わりを大切にしようとするお父さんの思いは、家族全員に必ず伝わります。
少しずつ距離を縮め、笑顔で過ごせる時間を増やしていけることを心から願っています。
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