ママ友ができない私。私の性格が「子どもの友達作り」に響く不安を「挨拶」から変えるヒント【お悩み相談室】

子育て
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今回は、対人関係に苦手意識があり、1歳のお子さんのためにママ友を作ろうと奮闘しながらも、空回りしてしまう自分を責めている30代主婦の方からのご相談です。
自分の性格が将来の息子の友人関係に悪影響を及ぼすのでは、と強い不安を抱えておられます。

ママの「姿勢」が子供に与える良い影響や、無理のない友達づくりのヒントについて保育士がアドバイスします。

もともと人付き合いが得意ではなく、子どもが1歳になってもママ友がなかなかできません
これではいけないと思い、公園や児童館に行き、勇気を出して何度か話しかけましたが、連絡先を交換するような雰囲気にはならず、いつもその場限りです。

最近は、こんな自分の性格が、この先の息子のお友だち作りにも影響してしまうのではないかと不安になります。

息子がのびのびとお友だちを作っていけるように、私にはどんなことができるでしょうか。

(30代、女性、ハンドルネーム:ネガティブ、職種:主婦)


最初に

ご相談いただきありがとうございます。

「こんな自分の性格が、この先の息子のお友だち作りにも影響してしまうのでは?」
「子どもの為にもっともっと頑張らなきゃ」
そんな風に悩みながらも、勇気を出して公園や児童館に足を運び、お子さんの為に行動されていることは本当に素晴らしいことです。

自分のためではなく、「子どものために」と思い、勇気のいることに挑戦しているその姿勢こそ、少しずつお子さんにとって大切な学びに繋がっていくと思っております

「結果」よりも「姿勢」。お母さんの頑張る背中をちゃんと見ている

私自身が保育士としてたくさんのお子さんから学ばせていただく中で、
お子さんたちは「結果」よりも「お母さんの姿勢」をよく見ているなと感じます

ママ友ができなかったことに着目してしまうかと思いますが、保育園で子どもたちと関わっていると、
大人がうまく出来たことから学ぶことももちろんありますが、一生懸命取り組んでいるその姿勢から伝わるものがあるように感じることが多くあります。

お母さんが頑張っていることや一生懸命な様子が伝わり、それが思いやりや優しさ、相手の気持ちを考えた関わり方などとなっている様子を見てきました


例えば公園や児童館で
・勇気を出して声を掛けてみた
・人と関わろうとしている姿

そうした日々の積み重ねから、お子さんたちが小さいながらにも

人に声を掛ける様子
挨拶をすることの大切さ
また同じ人に会った時の声の掛け方

などを自然に学んでいきます


相談者さんが「これじゃだめだ」「まだ何もできていない」と思っていらっしゃることも、実は子どもたちにとって相手と関わることの大事な学びとなっていることが考えられます

完璧な親じゃなくていい。保育の現場から見た、子どもたちのたくましい成長の姿

私自身も保育をする中で、
「もっとこうしてあげたらよかった」

「わかりにくい伝え方をしてしまったな」と感じることが何度もありました。

・できなかった
・結果が出せなかった

と思う場面があっても、子どもたちはそこに引きずられず、しっかりと育っていく姿をたくさん見せてくれました。

子ども自身も「自分の社会」を作る力を持っている

また、保護者の方と関わらせていただいていても
「友達を作りにくい」と感じている方は実はかなりいらっしゃる印象です。

でも子どもたちは集団の中で保護者の方とは違った社会を過ごしています
その中で少しずつ気の合う友達を見つけたり、一緒に活動する中で友達と関わることの良さにも気付いたりしていきます

もちろん、一人でじっくり遊びたいときにその選択を出来ることもとても大事です。

わが子のために行動できる自分を、まずは認めてあげよう

保護者の方の苦手なものが必ず子どもたちの行動や可能性に繋がるのかというと、そうとは言えない印象を現場では感じてきました

「私が子どもの為にできることはなんだろう」と不安になってしまうかもしれませんが、もうお子さんのために出来ることは十分にされています

どうか、まずそこを認めてあげてください

スモールステップでいこう。連絡先交換よりも大切な「挨拶」という土台作り

無理のない小さなステップで取り組んでほしいです。

いきなり
・友達をつくろう!
・連絡先を交換しよう!
と目標を立てると、いくらお子さんの為とは言っても苦手な方は苦しくなってしまいますよね。

実は私もこういう仕事をしていますが、最初に話しかけるのはとても勇気がいりますし、相手がどう思うかもすごく気にしてしまいます。


まずはスモールステップで
「挨拶をすること」だけを意識していただきたいです。

挨拶をされると「感じのいい人だな」「毎日挨拶をしてくれるな」などと自然に安心できる雰囲気が伝わっていきます

そこから少しずつつながりが生まれる様子も現場でも見てきました
その先を考えるよりもまずは土台作りとしてできることを続けることが取り組みやすいように感じます。

最後に

お子さんの為に、もう十分頑張っています!

お母さんたちはつい、「子どもの為に何かしなきゃ」「結果を出さなきゃ」とご自身を追い込んでしまいがちです。
でも実はすでに行動していることが、お子さんの大切な成長の一歩に繋がっています

大きく変わろうとしなくても、小さな積み重ねが、確実に育っていきます。


<本記事の回答者>

自分自身が子育てに悩んだ経験から、親も子どもも「自分にあったやり方」で生きられる環境の大切さを実感しました。子育ては思うようにいかないからこそ、「こうあるべき」にとらわれず、それぞれの個性も大切にした子育てのお手伝いをさせていただきたいと思っております。


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