2歳のイヤイヤ期×仕事復帰がストレスに。理想の怒らない子育てなんてできずイライラしてしまう【お悩み相談室】
今回は、2歳のお子さんの育児をしながら仕事復帰したものの、両立の難しさとわが子へのイライラに悩む30代女性からのご相談です。
教育・保育のプロとして職場では優しく振る舞える分、家庭での「怖い顔」の自分に自己嫌悪し、理想の母親像とのギャップに疲れ果てていらっしゃいます。
環境変化によるストレスの正体や、心を健やかに保つコツについて公認心理師がアドバイスします。
子どもが2歳になり、最近仕事復帰をしましたが、両立が上手くいきません。
時短勤務で、残業はしないようにしているため、休日出勤も増えてきました。
職場では、子ども達におおらかに接することができていますが、イヤイヤ期のわが子にはイライラして怖い顔ばかり見せていると思います。
休日は夫に子どもを預け、休息時間をもらうように工夫してみましたが、数日後にはまたイライラしてさらに落ち込む、という繰り返しです。
昔から理想としていた優しい母親像とはかけ離れた自分に疲れてしまいました。
どうしたら職場でも家庭でも優しい自分でいられるでしょうか。
(30代、女性、ハンドルネーム:のっぽ、職種:教育・保育・カルチャー)
目次
最初に
ご相談ありがとうございます。
お仕事をされながらイヤイヤ期の2歳児育児をされているだなんて、心から尊敬いたします。
自我の発達とはいえ、「何がしたいの!?」「わざとやってるの!?」と言いたくなるような日々なのではないでしょうか。
忙しい朝などにイヤイヤを発揮されると、こちらもイライラしてきちゃったり、それにまた自己嫌悪したりして、ため息ばかりの日々なのではないかと感じます。
「昔から理想としていた優しい母親像」とお話してくれることからも、あなたが本当にお子さまを愛していて、慈しんでいるということが伝わってきました。
だからこそ、理想と違うと辛くなったり疲れてきたりするのですよね。
もう精一杯頑張っているあなた、どうかご自身をたくさん褒めてあげて欲しいなと思います。
育児中の仕事復帰は「超ハードモード」。余裕がなくて当然
最近仕事復帰したということは、今までの生活リズムや生活スタイルに変化があったばかりということですよね。
人にとって、環境の変化は実はとても大きなストレスになります。
3月から4月に変わる年度替わりの時期や、結婚や出産などおめでたいことも実はストレスになったりします。
環境の変化というものは、どのような人にもストレスがかかるもので、自分でも気づかないうちに疲れが溜まったりするものなのです。
そう考えるとどうでしょうか。
1日中子どもと過ごしていたこれまでの生活(これもかなり大変だったと思います!)から、生活の中に“仕事”という新たな変化があったあなた。
しかも休日出勤まである生活。これは中々ハードモードだと思います。
余裕なんて無くなって当然ですし、イライラだってしても当然ですよね。
それでも毎日お子さまの服を着替えさせたり、ご飯を食べさせたりしているのだから、「私、よくやれているな!」とご自身を誉めてあげて欲しいなと思います。
日常の中にちりばめる自分だけのリラックス法を見つけて
日々大変な仕事と育児を乗り越えるために、自身に合ったストレスコーピングを見つけるのも有効かもしれませんよ。
ストレスコーピングとは、アメリカの心理学者、ラザラスによって提唱された理論で、特定のストレッサーがかかるストレスフルな問題や状況に対するストレス対処法のことです。
例えば、
・仕事がしんどい時期は宅配のお弁当などに頼る
・洗濯などは休日にまとめてやる
・好きな音楽を聴く
・笑えるバラエティを観る
・休日パートナーや親族に子どもを預けて1人時間を作る
・自分なりのリラクセーション法を見つける
などがあります。
1人で抱え込まないで。言葉にすることで心は軽くなる
その他にも、「悩みを人に話す」ことも大切です。
お友達や、パートナーさんだけでなく、心の専門家などプロを頼ってみるのも良いかもしれません。
話すことで、自分の考えや悩み、焦りが整理できますし、こんなに悩んでいるのは自分だけではないと気持ちが楽になったりしますよ。
また、カタルシス効果と言って、人は不安や不満などのネガティブな感情を吐き出すことで、苦痛が緩和されたり、安心感が得られると言われています。
最後に
家庭・仕事・育児に日々奮闘されているあなた、もう精一杯頑張っています。
どうかリフレッシュする時間を取り入れつつ、ご自身を労ってあげてくださいね。
あなたのことをずっと応援しております。
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