45歳で2人目妊活は無謀?どちらを選んでも後悔しそうです【お悩み相談室】
今回は、45歳という年齢で2人目のお子さんを授かりたいという願いが芽生え、葛藤されている女性からのご相談です。
高齢ゆえの身体的リスクに加え、パートナーへの羞恥心、そして「授からなかったらどうしよう」という未来への不安で足が止まってしまっています。
心理学的視点から見る「後悔の正体」や、40代の妊活における向き合い方など、結果に左右されず、自分自身が納得できる道を選ぶためのヒントを公認心理師がアドバイスします。
38歳の時に自然妊娠で1人目を授かりました。ひとりで十分と満足していたはずなのに、45歳になって2人目が欲しくなりました。
もうすぐ閉経して子どもが産めなくなるのかぁと思うと、新生児期の我が子の抱き心地を思い出し、もう一度チャレンジしたい気持ちになりました。
もともと高齢出産でしたし、妊娠率が低いことも知っています。
不妊治療をしてまでとは思っていませんが、この歳で子づくりしたいと言うのも恥ずかしく夫にも言えていません。無謀な賭けでしょうか?やめておいた方がいいでしょうか。できなくてショックを受ける未来の自分も想像できます。
夫にはなんと伝えたらいいでしょうか。アドバイスをいただきたいです。
(40代、女性、ハンドルネーム:ぽっと、職種:クリエイティブ)
目次
最初に
ご相談ありがとうございます。
1人で十分と満足していたはずなのに、2人目が欲しくなったという素直なお気持ち、お話しくださりありがとうございます。
新生児期の我が子の抱き心地を思い出して、もう一度と思えるあなたは、お子さんにとっても、とても素敵なお母様なのだろうなと伝わってきました。
可愛い我が子の幼い頃を思い出して「出来たらもう1度」と思うことは決して不思議なことではありませんし、そう思えたご自身に胸を張って欲しいなと感じました。
心理学から見る、後悔のメカニズム
人は、挑戦した後の後悔より、挑戦しなかった後悔の方が残りやすい特徴があります。
実はこれには心理的メカニズムが関わっていると言われています。
私たち人間はネガティブな感情を思ったより早く緩和する「心理的免疫システム」が備わっていると言われています。
例えば、仮に大失敗をしても「これで学べた」「次につなげられる」という再解釈が自然に働き、思ったほど長引かないのです。
一方挑戦しなかった場合は、何も起こらなかったが故に、
「もしあの時挑戦していたら成功していたかも」「やっぱり勇気を出しておけばよかった」
など無限にポジティブな想像を続けてしまうので、長期的に強い後悔を生むと言われています。
後悔しないために、「家族の未来図」を相談する
しかし家族計画のこととなると、あなただけでなくパートナーさんや現在おられるお子さまのことも関わってくるので、より悩ましいところですよね。
後悔しないためには、あなたの中で、またパートナーさんの中で、どのような「家族の未来図」を描いているのかを相談するのはどうでしょうか。
妊活に絞って話をするのが話し辛いようであれば、例えば今後の子育て、体力や、キャリアなどを含めて聞いてみるのもいいかもしれません。
40歳を超えての妊娠は、あなたのいう通り、確かにリスクがあります。
染色体異常、妊娠率の低下や、妊娠高血圧症、妊娠糖尿病などの合併症による母体へのリスクの可能性もあります。
しかし一方で、近年は晩婚化も進んでおり、高齢出産で無事に子どもを育てておられる方々がいるのも事実です。
どちらを選んだとしても、納得いくまで悩む時間が大切
大切なのは、「どちらを選んでも後悔しない」というくらい自身の思いと向き合うことかと思います。
前章の話ですと、挑戦しなかった場合の方が後悔が残りやすいということでしたが、
もしあなたがたくさん悩んで悩んで「治療をしない」と決めたとしたら、後悔はそこまで大きくないと思います。
ふとした時に「もう一人いたらな」と思う事があっても、「あの時、自分なりにたくさん悩んで決めたものな」と心の中で納得できる支えになるからです。
悩む判断材料として婦人科検査という選択肢も
また、どちらの選択をするかについて、もう少し悩む材料が欲しいという場合は、1度クリニックへ行き、お医者様からの説明を受けたり、妊活に向けて必要な婦人科の検査を受けてみてもいいかもしれませんよ。
その説明を受けた上で、心が惹かれる方に動くというのもいいかもしれません。
逆に、検査をしたからといってすぐに治療を始めなくてもいいですし、あくまで今後どうするか悩む材料の一つとして持っておくのもいいかもしれません。
最後に
どちらを選んでも、幸せであるよう、納得のいくまで悩むことも大事ですよね。
この悩む過程も、後にとても大きなご自身を支える経験になっていると思いますよ。
あなたがどんな選択をしても、たくさん向き合って悩んだ結果なら、それはあなたにとって素敵な未来への選択だと思います。
あなたのこれからをずっと応援しておりますね。
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