結婚半年、引っ越しと転職、、気づけば生理の量が前より減った気がします。婦人科に行ったことがなくて、なかなか踏み出せません【お悩み相談室】
今回は、生理の量が以前より少なくなり、周期の変化にも戸惑う20代女性からのご相談です。結婚や引っ越し、転職が重なった環境変化の影響か迷いながらも、婦人科に行った経験が少なく不安で受診に踏み出せずにいるようです。
受診の不安を和らげるポイントについて、看護師がお答えします。
最近、生理の量が前より少なくなった気がします。
前はナプキンをこまめに替えていたのに、今はそこまで必要なくて、体感だと7割くらい。周期も少しずつ長くなってきました。
半年前に結婚して引っ越しと転職が同時にあったので、環境の変化やストレスのせいかな?とも思いつつ、病院に行くほどなのか迷っています。
これまで婦人科にあまり行ったことがなく、行ったら何をされるのか分からなくて少し不安です。
(20代、女性、ハンドルネーム:生徒大好き、職種:教育・保育・カルチャー)
最初に
結婚にお引っ越し、そして転職。
この半年間で生活が大きく変わったのですね。本当にお疲れさまでした。
新しい環境に慣れようと、きっと気づかないうちに気を張り、周囲に合わせ、ご自身のことは後回しにして頑張ってこられたのだと思います。
そんな中で感じた生理の変化。
「量が以前の7割ほどになった」「周期が長くなってきた」という感覚は、とても大切な体からのサインです。
今まで当たり前だったリズムが変わると、自分の土台が揺らぐようで不安になりますよね。
「これくらいで受診していいのかな」
「婦人科って何をするのだろう」
と迷うお気持ちも自然なものです。
ですが、その違和感は決して気のせいではありません。
変化に気づけたご自身の感覚を、まずは大切にしてあげてください。
身構えなくて大丈夫。コンディションを確認するための受診
今の状態は、「病気かもしれない」と身構えるよりも、「体がペース配分を調整している途中かもしれない」と捉えてみることもできます。
生理は心と体のバランスを映すバロメーターのようなもの。
環境の変化が重なった今、少し揺らぐのは珍しいことではありません。
以前の状態に早く戻さなければと焦らなくても大丈夫です。
「今の自分のコンディションを確認しにいこう」という軽い気持ちで受診を考えてみるのはいかがでしょうか。
婦人科は怖い場所ではなく、これからを安心して過ごすためのヒントをくれる場所でもあります。
不安を一人で抱えるより、専門家の目で確認することで、気持ちがぐっと軽くなることも多いのです。
婦人科での検査内容
月経量が減ることを「過少月経」、
周期が39日以上3か月未満に延びることを「稀発月経」
と呼びます。
月経は脳の視床下部・下垂体・卵巣が連携してコントロールしていますが、この仕組みはとても繊細で、強いストレスや生活環境の急な変化、体重の増減などの影響を受けやすいことが知られています。
ストレスが続くと、排卵に関わるホルモンの分泌が乱れ、卵胞の育ちがゆっくりになったり、子宮内膜が十分に厚くならなかったりすることがあります。
その結果、周期が長くなったり、経血量が減ったりするのです。
婦人科では、まず問診でこれまでの周期や生活の変化を確認します。
そのうえで、経腟超音波検査で子宮や卵巣の状態を見たり、血液検査でホルモン値を調べたりします。
将来的に妊娠を希望している場合には、卵巣の予備能を示すAMHを測定することもあります。
必要に応じて、ホルモンバランスを整える治療を提案されることもあります。
半年ほど変化が続いている今は、受診を考えてよいタイミングです。
放置して無排卵が続くと、将来的な妊娠や骨の健康に影響することもあるため、早めに状態を把握しておくことは安心につながります。
受診までの間は基礎体温を記録してみると、排卵の有無を推測する手がかりになります。
最後に
新しい生活を築くために頑張ってきたあなたの体は、きっと少し休息を求めています。
婦人科の扉をたたくことは、大げさなことではなく、自分をいたわる一歩です。
「環境が変わって少し心配で」と、そのままの言葉で伝えて大丈夫です。
どうかご自身の体を、これからの人生をともに歩む大切なパートナーとして、丁寧に守ってあげてくださいね。
専門家がこたえます!お悩み募集中です
「知ってハレばれ お悩み相談室」にお悩みをお寄せください。
毎月ピックアップさせていただいたお悩みとその回答を、「知ってハレばれ お悩み相談室」の記事で公開いたします。下記のフォームからお悩みをお寄せください(匿名でお寄せいただけます)。



