「女性の生理と毎日を栄養で応援」α-LunAで生理時期も自分らしく【株式会社明治 有光 奏枝】

商品を通じて人々の健康に寄り添ってきたこれまで
ー有光さんの現在の業務内容について教えていただけますか。
現在は、α-LunA(アルファルナ)ブランドのマーケティング担当をしています。新商品の企画や市場調査、販売に向けた営業戦略やプロモーション戦略の立案を行っています。
ーα-LunAブランドに携わられる前は、どのようなお仕事をされていましたか
入社時は栄養士として商品の普及啓発に携わっていました。明治では栄養士が栄養の観点から商品や素材の価値を伝達する一端を担っています。
例えば、病産院で妊産婦さんに粉ミルクの使用方法を教えるといった啓発活動や、高校生にプロテインやアミノ酸などに関する情報提供や栄養サポートを行うといったことがあります。ほかにも、CSR活動の一環として、学校や企業に食育授業を行うこともあります。
私自身は、SAVAS(ザバス)やVAAM(ヴァーム)などのスポーツ栄養商品の普及啓発を行っていました。
直近ではドラッグストアの営業を担当し、栄養食品や粉ミルク、プロテインなど多岐に渡り売場での展開に注力していました。α-LunAのマーケティング担当になったのは、2024年の4月からです。
α-LunAは女性の生理と毎日を“栄養で”応援
ーこの「α-LunA」もたんぱく質を活用した商品ですし、過去のご経験が活きているということですね。改めてどのような商品なのかを教えていただけますか。
α-LunAはひとことで言うと「女性の生理と毎日を“栄養で”応援する食品」です。

(https://www.meiji.co.jp/products/brand/alphaluna/)
メイン成分のα-ラクトアルブミンは乳たんぱく質の1つで、明治が長年の研究で見出した「生理を応援する栄養」です。
α-ラクトアルブミンの特徴は体内で合成できない必須アミノ酸のトリプトファンを多く含むこと。トリプトファンは「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの材料です。
牛乳にも含まれている成分なので、お客様からは安心するといったお声をよくいただきます。
α-LunA1食分※1で摂れるα-ラクトアルブミンは900mg。牛乳中のα-ラクトアルブミン含有率は約0.12%と、牛乳で同量摂ろうとするとコップ約4杯分にも相当する量です。
※1:各商品の1食分:α-LunA顆粒1本、α-LunAパウダー4.7g、α-LunAチョコレート1袋
参考:知って、なっトク 乳たんぱくのチカラ のご紹介!|株式会社明治
さらに、女性にとって日々不足しがちなビタミンB群※2も摂ることができます。肌や代謝に関わる栄養素なので、女性は味方につけたい栄養が摂れる上に、生理も応援してくれる食品です。
※2:チョコレート、パウダー3種、顆粒4種配合



ーサプリメントではなく、食品で生理にアプローチするという点が、新しい発想ですよね。
そうですね。手につきにくい一口サイズのチョコレート、お好きな飲み物や食べ物に混ぜて摂れるノンフレーバーのパウダータイプ、そのまま摂ることができるレモンミント風味の顆粒タイプなど、生理に悩む皆さまが、それぞれのライフスタイルに合わせて選べるように、商品ラインナップを展開しています。
私はパウダーを朝食のヨーグルトに混ぜて食べる習慣がついています。ノンフレーバーなので元の味を生かして摂れますし、普段の食生活を変えることなく取り入れられるので続けやすいです。

ー御社が“フェムケア”といった女性の生理や健康に関する商品を販売していこうとなったきっかけは、どのようなことだったのでしょうか。
明治では「健康にアイデアを」といったスローガンを掲げており、年齢を問わず、カラダもココロもmeijiらしい健康価値を提供していくことが込められています。そこで着目したのが、食・栄養から女性の健康課題にフォーカスすることでした。
これまで女性に関する食品というと、美容に焦点を当てた商品は市場にも多くありましたが、「健康」にフォーカスしたものは多くありませんでした。女性が活躍する場が増えている現代において、生理に悩んでいる女性が多くいることが分かり、「生理」を食の分野から手軽においしく寄り添えないかということで、α-LunAの商品開発がスタートしました。
ー実際のユーザーさんからはどのような反応がありましたか。
例えばチョコレートだと、罪悪感なく気軽に手に取りやすいといった声がよく聞かれます。またパウダータイプは、元の味を生かしたままいつも飲んでいる飲み物や食べ物に混ぜるだけなので、手軽に栄養を摂取できるというところに興味を持ってくださる方も多いです。
商品開発の際にも女性からの声を参考にしていて、例えばフレーバーを決定する際にも、どのような味がいいかなどをターゲットとなる女性の方にヒアリングしています。

(https://www.meiji.co.jp/products/brand/alphaluna/voice/ より引用)
女性の健康がもっと身近になる社会へ
ーα-LunAを今後市場に広めていくに当たっては、どのような展望をお持ちですか。
発売を開始した2022年頃は、ちょうど「フェムケア」や「フェムテック」といったワードが業界内でよく聞かれるようになった時期でした。ただ、一般の消費者にとって、まだそこまで身近なものにはなっていないと感じます。
「フェムケア商品です」と訴求するよりも、もっとダイレクトに「生理に栄養という選択肢がある」ということや「生理を応援する食品」と言った方が、消費者には伝わりやすいと感じています。
ー確かにフェムケアやフェムテックについては、まだまだ社会に浸透させていく余地がありそうですよね。その意味でも、まずは商品を摂取することによる日々の生活や気持ちの変化を伝えるというのはとても大事なことですね。
そうですね。2025年3月には商品をリニューアルしましたので、ここからまた新たなスタートを切り、生理に悩む方へ届けてまいります。
ー日々、マーケティングで商品に関わっている中で、有光さんがやりがいを感じるのはどのようなときでしょうか。
新たに商品を知って使っていただけたときが、やりがいを感じる瞬間ですね。イベントなどでお客さまに商品をおすすめしたときに、「こんなのがあるんだ、もっと早く知っておけば良かった」などと言っていただけることがあります。日常生活を縛られずに手軽に取り入れられる食品を求めている方は多くいらっしゃるのだなと感じますし、そういった声を聞くと、私たちも励みになります。

ー生理に悩まれている方は、実際に多くいらっしゃるのですね。女性の健康や生理へのアプローチに関しては、どのような課題があるとお考えですか。
生理の悩みそのものに気づいていない方も多く、がまんする状態が当たり前になってしまっているような方もいるんです。そして、生理はがまんするものという思い込みや、生理に何かできる手段があるということ自体があまり知られていないといった現状もあります。
そのような現状を、市場全体で盛り上げて打破していく必要があるのではないかと思います。
大切なのは自分自身からのサインに気づくこと
ー読者の方へのメッセージをお願いします
最近なんかいまひとつだなと感じたら、まずはご自身のカラダのサインに気づいてほしいです。環境や休養、運動、そして食生活などが生理に関係することもあるので日々の生活を振り返りながら、ご自身に合ったアプローチを見つけていただきたいなと思います。自分に合ったものを選択していくことで、仕事やプライベートも前向きな方向に繋がるのではないかと考えています。
また、その選択肢の一つに栄養という観点からα-LunAを試していただけると嬉しいです。ドラッグストアやスーパーマーケット、ECサイト(Amazonなど)でお買い求めいただけるので、ぜひ手に取ってみてください。
ー有光さんが普段実践されているリフレッシュ方法や、気持ちのリセット方法があれば教えてください
ストレスが溜まっているなと感じたときは、友人、姉や妹たちと美味しいものを食べたり飲んだりしながらおしゃべりすることが多いです。
そうすることで、気持ちを整理しリセットすることができ、また頑張ろうと思える原動力になっています。
(取材:2024年12月)
本記事は、取材時の情報に基づき作成しています。各種名称や経歴などは現在と異なる場合があります。時間の経過による変化があることをご了承ください。