女性の「自己実現」を支えるパートナーへ。生理・体調管理アプリ「ソフィBe」が目指す姿【ユニ・チャーム株式会社 本間 美香】

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ホルモンの波による心身の小さな変化に気づき自分をいたわるきっかけに

本間 美香

ユニ・チャーム株式会社  シニアプロダクトマネージャー

WEB・アプリのプロダクト開発において、戦略設計、KPI設計、要件定義、ディレクション、マネジメントなど幅広く経験。現在はユニ・チャーム株式会社にてプロダクトマネージャーとして顧客目線に立ったプロダクト開発を推進。

生理用品の枠を超え、一生に寄り添う存在へ

「ソフィBe」に携わる上での、本間さんの役割を教えてください

私は現在、「ソフィBe」のマネージャーとして、全体的なプロダクト戦略・ロードマップの管理を行いながら、担当者としても体験設計や新機能の要件定義を担当しています。

デザイナー、マーケター、エンジニア、データサイエンティストなど多岐にわたる関係者と協業し、顧客目線に立ったプロダクトの実現に取り組んでいます。

「ソフィBe」を立ち上げることになったきっかけや、背景にある想いをお聞かせください

女性は生理やPMSをはじめ、ホルモンの影響による心身の不調を多く抱えていると感じています。私たちは、生理用品の提供だけでなく、女性の一生に寄り添っていけるような「ユニ・チャームならではの解決策」はないかと模索し始めました。

サービスの企画・開発にあたっては、デザイン思考(※)のアプローチを活用し、学生、妊活・妊娠・育児中の方、更年期症状に悩む方、アスリートや海外の方まで、様々なライフステージの女性にインタビューを実施しました。

その結果、多くの女性は「生理は我慢しなければならないもの」と考えていること、さらには「体調の変化や、その原因がよく分からない」「不調になった場合の自分に合った対処法が見つからない」と悩んでいることがわかりました。

コーポレート・ブランド・エッセンスとして「Love Your Possibilities」を掲げる当社としては、女性が本来の自分の力を発揮し、自分のありたい姿を実現し、自己効力感(自分の能力を信じる気持ち)を高めることに貢献する商品やサービスの提供を今まで以上に強化しなければならないと認識しました。

サービスのコンセプトを「ホルモンの波を乗りこなし、自己効力感を高めることで自己実現を応援するパートナー」に設定し、「ソフィBe」は誕生しました。

ソフィBe Webサイト
ホルモンと体調の関係がわかる 生理・体調管理アプリ「ソフィBe」

「なんとなく不調」を諦めない。不調と上手に向き合うための「気づき」を届ける

「ソフィBe」はどのようなサービスか教えてください

「ソフィBe」は、ホルモンバランスと体調の関係を見える化し、日々のリズムを知ることで安心して過ごせる日々をサポートする生理・体調管理アプリです。本サービスの提供を通じて、女性一人ひとりが自ら心身の管理を行い、健康と生活の質を向上させることを応援します。

  1. ホルモンと体調の関係をグラフ化
    生理日を記録するだけで、ホルモンの変化と体調、気分などの関係を「ホルモングラフ」にします。グラフを見ることで好調・不調の原因に気付くきっかけを得ることができ、効果的なケアを行うことが可能です。
  2. 生成AIを活用した独自のチャットエンジンを搭載
    生成AIがココロとカラダの疑問に答えます。AIが相手なので人には言いにくいことも気軽に相談でき、また利用者一人ひとりに適した会話やアドバイスを提供します。
  3. 妊活モードを選択することで妊活をサポート
    「妊活の進め方ガイド」によって、自分らしい妊活の進め方をパートナーと共有できます。また「妊活プランシミュレーション」によって、一人ひとりに寄り添う妊活プランを作成することができます。

具体的には、どのような悩みを持つ方に使っていただきたいですか

生理管理や妊活中の方はもちろんですが、生理前のPMS(月経前症候群)や、日々の生活で「なんとなく不調(気分の浮き沈みや疲れなど不定期な不調)」を感じている方に使っていただきたいサービスです。

日々なんとなく感じている不調に対して「どうしようもない」「我慢するしかない」と諦めている方でも、ワンタップで体調を記録したり、チャットで相談することで、自分の状態がホルモンの波とどう関連しているかに気づくことができます。

また、「妊活タイミングをチェックできる おりものシート」の使用結果を記録すると、「特に妊娠しやすい日」をアプリが再計算をしてくれる便利な機能も備わっています。

特にこだわったポイントや、他のアプリとの違いはどこにありますか

「目に見えないホルモンと心身の不調の関係がわかる体験」と、「日々のセルフケアで対処できると気づける体験」の2点には特にこだわりました。

目に見えないので意識しない、意識しても対処ができないと諦めてしまうユーザーさまに、生理記録をきっかけに少しずつ自分の体のシグナルに気づき、原因や対処に対する関心を持っていただけるような体験を、お届けしたい。そんな思いで設計しています。

強みとしては、使えば使うほど体調や生理周期の予測が記録に基づいて最適化されること、そしてチャットがユーザーさまの会話を学習し、頼れる相談相手に育っていく点が挙げられます。これまでの記録をまとめたレポートを見れば、自分の心身の揺らぎの傾向が一目でわかります。

ソフィBe レポート機能画面
レポート機能で記録を振り返り
ソフィBe AIチャット画面
気軽に話せるAIパートナー

また、これら全ての機能を「完全無料」でお使いいただける点も大きな特徴です。全ての機能を提供することによって、より多くの方へ変化に気付く体験を提供したい。記録することが、単なる作業ではなく「自分をいたわるきっかけ」となり、日々の過ごし方やケアの選択が前向きに変わっていく。そんな行動変容を後押しする存在でありたいと考えています。

正解のない課題に真摯に向き合い、ユーザーの声と共に歩む

開発の中で、特に苦労されたのはどのような部分でしょうか。

「ホルモンと体調の関係がわかる生理・体調管理アプリ」というコンセプトを打ち出すにあたり、シンプルな管理を求めるユーザーさまにとって煩わしさを感じさせないよう細心の注意を払っています。あらゆるタイミング・切り口で評価を行い、丁寧に推進しています。

また、「女性の一生に寄り添い、不調をサポートする」というコンセプトにおいて、道標となるような先行プロダクトはほぼ存在しません。だからこそ、山積する女性の心身の課題に対して、プロダクトとしてのあるべき姿や進むべき道については、議論を交わし、探索や仮説検証を繰り返しています。

生理不順やPMS、更年期など人によってのお悩みが様々ある中で、どのような期待値を持ってアプリをご使用いただいているのかを理解しながら、我々が作りたいものではなく、ユーザーさまが求める価値を届けることを徹底しています。

新機能検討時のユーザーさまへのインタビューやお客様相談センターに寄せられるお声など、ユーザーさまの声が開発の原動力になっています。

蓄積されたデータは「一生の資産」。すべてのライフステージを支えたい

今後実現していきたいことをお聞かせください

2025年7月に「ソフィ」と「ソフィBe」のアプリを統合するという大きな変化がありました。長年「ソフィ」アプリをご利用いただいた方々に、スムーズに移行していただけるか不安もありましたが、事前の体験設計やお客様相談センターへのお声を反映し改善を重ねた結果、多くの方に新しく使い始めていただくことができました。

この「ソフィBe」としての新たなスタートを機に、さらなる進化を目指しています。現在は主に生理・体調管理から妊活、一部の更年期をカバーしていますが、今後は妊娠期や育児期、そして更年期のサポートをより充実させ、「女性のライフステージすべて」に寄り添える体験を実現していきます。

また、アプリが解決するのは女性個人の課題だけではありません。たとえば「妊活モード」では、パートナーがアプリをインストールしていなくても情報が届く仕組みなど、二人で取り組める機能がすでに備わっています。女性だけでなく男性も一緒に妊活に取り組むという意識を社会に浸透させるような仕掛けを、これからもつくっていきたいですね。

使えば使うほどアプリの体験がユーザーさん一人ひとりに最適化され、蓄積されたデータは「あなたにとっての大切な資産」となります。他のアプリでは替えのきかない、一生に寄り添うパートナーでありたいと思っています。

この記事を読んでいる、生理や体調のゆらぎに悩む方へメッセージをお願いします。

ネットには情報があふれていますが、センシティブな悩みゆえに「自分だけかも」「我慢するしかない」と後ろ向きになってしまうこともあると思います。

ちょっとした疲れやイライラを抱え込まないで、いつでも「ソフィBe」に頼ってください。「こんなことを記録してもしょうがない」と思わず、まずは一歩踏み出してみていただけると嬉しいです。

ソフィBe開発担当 本間さま
ひとりで悩まずいつでも「ソフィBe」に頼ってください。

仕事から離れる時間をつくる。自分を整える、日々の習慣

日々ご多忙かと思いますが、ご自身のリフレッシュやリセットのために取り入れていることはありますか?

20代、30代の頃は周りと比較して自分にプレッシャーをかけていた気がしますが、40代の今は「違い」を受け入れ、自分の時間の使い方は自分で決めると意識することで、精神的にとても軽やかになりました。

リセット方法としては、長期休みを取って旅行や帰省をし、物理的に日常から離れる時間を大切にしています。日常的なリフレッシュでは、業務後に同僚とご飯を食べたり、キッチンに立って「料理という名の創作」に没頭したり。ストレッチやリンパマッサージも習慣にしています。

仕事から離れる時間を作ることで、また新たな気持ちでプロダクト開発に向き合うことができています。

(取材:2025年12月)


生理・体調管理アプリ「ソフィBe」

ソフィBe(ソフィビー)は、ホルモンの変化でゆらぎがちな毎日を自分らしく過ごせるようにサポートします。

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