妊娠28週、イヤイヤ2歳児の抱っこはどうする?「座り抱っこ」と自信と愛情を育む声かけ【お悩み相談室】

妊娠・出産
記事をシェア

今回は、妊娠28週を迎え、2歳の息子さんの「抱っこして!」に悩む主婦の方からのご相談です。
イヤイヤ期の息子さんを安心させたい一心で、抱っこのまま階段を上り下りすることもあり、体への負担とお腹の中の赤ちゃんの安全面を悩んでいるそうです。

腹圧や転倒のリスクを解説しつつ、抱っこに代わる「座り抱っこ」や、お兄ちゃんの自信を育む声かけについて助産師がアドバイスします。

妊娠中の抱っこって、どの程度まで大丈夫なんでしょうか
2歳になったばかりの息子がいて、イヤイヤ期と甘えん坊の真っ只中で、つい抱っこする場面が増えてしまいます。
抱っこだけでも心配なのに、そのまま家の階段を上り下りすることもあって…やっぱり良くないですよね。
妊娠中は重いものを持たないようにと言われますが、上の子がいればなかなか難しいものだな、と感じています。現在は妊娠28週で、健診では順調と言われていますが、今後気をつけた方が良いことや、抱っこ以外で上の子を安心させてあげられる方法があれば教えてほしいです。

(20代、女性、ハンドルネーム:そら、職種:主婦)


最初に

そらさん ご相談ありがとうございます。
2歳の息子さんはイヤイヤ期と甘えん坊期で、そらさんは抱っこをすることで安心させてあげようとされているのですね。

ただ、身重なだけでも足元が見えにくいため、階段の昇り降りは慎重にしていただきたいところ。
何かあってからでは遅いので、抱っこのまま階段を昇り降りするのは、今すぐにやめていただきたいですね。

ただ、お母さんとして上のお子さんにも愛情を伝え、安心させてあげたい、というお気持ちは素晴らしいと思います。
今回は、妊娠中の上のお子さんへの愛情の伝え方についてお伝えさせていただきます。

妊娠中の「重いもの」はなぜNG?

妊娠中に重いものを持たないように、と言われるのは、腹圧がかかり子宮が圧迫されて子宮収縮(張り)や痛み、出血を誘発し、流産・早産のリスクが上がるためです。

また、妊娠中期・後期になると、お腹が大きくなってくることで、身体の重心バランスの変化や腰・骨盤への負担が増大し、ホルモンの影響で関節がゆるみ、妊娠前とくらべケガをしやすい状況になっています。

バランスを崩して転倒しやすくなっていることも踏まえ、モノを持ち上げたときにお腹に力がはいったり、腰へ負担を感じる重さのものは「重いもの」と捉えて、避けた方が良いと思います。

座り抱っことスキンシップのポイント

でも、息子さんに抱っこをせがまれた時に、どうすればいいの?となりますよね。
もちろん、抱っこはしてあげても良いのです。
ただ、そのやり方に工夫をしましょう。

例えば、抱っこをする時に、立ったまま腰を曲げて抱え上げる、というのは、お腹や腰に負担がかかりますし、お腹も圧迫されますよね?

なので、手をつないでイスやソファーまで一緒に移動し、座った状態で「ぎゅ~しよう」と抱っこのように包み込んであげてください
座った状態ですることで、お子さんの体重がお腹だけにかかってしまうのを避けつつ、抱っこと同じように密着することができ、お子さんも安心感が得られると思います。

また、くっつきながら「〇〇君のこと、大好きだよ~」とお子さんを大切に思っていることを伝えてあげてください。
言葉でちゃんと愛情を伝えながらスキンシップをとると、より一層嬉しい気持ちになるのではないかと思います。
お母さんがちゃんと自分を観てくれている、と感じることが、お子さんが安心する元となります。
「まだ小さいから、わからないかな」と思わず、言葉とスキンシップで伝えてあげてくださいね

「抱っこできない理由」を伝える練習を

また、息子さんの年齢だと、何かができたことを褒められると、自信がつき、新たなことにチャレンジすることにもつながります

階段の昇り降りも、「お母さん、お腹がイタイイタイなの。だから手をつないで上がろう(降りよう)」と、今までのように抱っこができない理由と、別の方法を提案してみてください。
すぐには受け入れられないかもしれませんが、ご自分とお子さんの安全のため、頑張って伝え続けましょう。
そして、お子さんが手をつないで一緒に昇り降りできたときには、「すごいね~できたね!ありがとう」などとハグしながら、しっかり褒めてあげてください

立ち上がる時のポイントは?

日々の生活の中で、お子さんの抱っこ以外にも買い物や洗濯物を持ち上げる、といった動作もありますよね。

そのような時は、
腰で動かそうとせず、膝を曲げて、腰にあまり負担をかけないようにすることと、
立ち上がる際や階段では、バランスを崩しやすいことを念頭に置いて、手すりにつかまったり、壁に手をつくなどして、
ケガをしないよう注意してください。

最後に

我慢させるのではなく、お腹の赤ちゃんの安全も考えながら、息子さんとのイチャイチャを楽しむことを応援しています。

 

<本記事の回答者>

谷村弥生

助産師/保健師/公認心理師

所属:株式会社ファミワン

産婦人科での様々な年齢層の方と関わっている勤務経験から、月経やホルモンバランスの乱れにより起こる症状や、病院受診を迷う症状、人に相談しにくいお悩みについて、あなたと一緒に考えていきます。もちろん心理的なお悩みも遠慮なくご相談ください。皆さんのフェムケアを応援したいと思っています。


専門家がこたえます!お悩み募集中です

「知ってハレばれ お悩み相談室」にお悩みをお寄せください。

毎月ピックアップさせていただいたお悩みとその回答を、「知ってハレばれ お悩み相談室」の記事で公開いたします。下記のフォームからお悩みをお寄せください(匿名でお寄せいただけます)。

記事をシェア
あなたのお悩みを募集中。

あわせて読みたい

トップ > 妊娠・出産 > 妊娠28週、イヤイヤ2歳児の抱っこはどうする?「座り抱っこ」と自信と愛情を育む声かけ【お悩み相談室】