「育児から逃げたい」は心が出したSOS。夜泣き・イヤイヤ期の疲れを癒す回復メソッド【お悩み相談室】

子育て
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今回は、孤独なワンオペ育児の中で「子育てから逃げたい」という強い衝動に戸惑う30代主婦の方からのご相談です。
夜泣きやイヤイヤ期が重なり、心身ともに限界を迎えながらも、一時保育や休息に罪悪感を感じてしまうとのこと。

「逃げたい」という感情の正体を見つめ直し、罪悪感と交渉せずに休むための仕組み作りについて公認心理師がアドバイスします。

最近、子育てから逃げたい気持ちが強くなってしまって、自分でも驚いています。特に夜泣きやイヤイヤ期の対応で眠れない日が続くと、心も体も限界に近づいているのを感じます。

夫は仕事が忙しく、平日はほとんど育児に関われない状況です。実家も遠く、頼れる人が身近にいない中で、「全部自分でやらなきゃ」と思い込んでしまうことが多いです。でも、その気持ちが積もって、ふと「全部放り出したい」と考えてしまいます。

これまでに、短時間だけでも子どもを一時保育に預けたり、夜に30分だけ散歩する時間を作ったりと試みましたが、罪悪感が先に立って心から休めませんでした。周りに同じような悩みを話せる友人も少ないです。

こういう「逃げたい」という気持ちは、どう向き合えばいいのか、また現実的に負担を軽くする方法があれば知りたいです。

(30代、女性、ハンドルネーム:あかり、職種:主婦)


最初に

あかりさん、眠れない夜を重ねながらの育児、本当におつかれさまです。

夜泣きやイヤイヤ期が続くと、心も体も休む間がなく、「もう無理かもしれない」と感じてしまうのは、とても自然なことです。

「全部放り出したい」とふと浮かぶ考えに、自分で驚き、責めてしまったかもしれません
でもそれは、愛情が足りないからではありません

頼れる人が近くにいない中で、毎日を一人で回してきた結果、心が出しているSOSです。

短時間の一時保育や夜の散歩を試したのに、罪悪感が先に立って休めなかったとのこと。

そこにも、あかりさんの真面目さと責任感が表れています。

目を離せばいつ何が起きるかわからない命を、あなたは全力で今日まで守ってきたのです。

本当にすごいことです。よくここまで頑張りました!

「逃げたい」は「回復したい」というサイン

「逃げたい」という気持ちは、逃避ではなく“回復したい”という身体の感覚のように感じました。

脳と体が「このままでは持たない」と教えてくれているサイン。

押し込めるより、その正体に気付きましょう

おすすめは、感覚を言葉にすること

「今の私は疲れ切っている」

「休みが必要だと言っている」

この二文を心の中で繰り返してみてください。

正直な感覚を、言葉にしてみるのです。


また、休みを特別なご褒美にしない工夫も大切です。

30分の散歩は、あかりさんにとって保守点検のようなものだったのではないでしょうか。機械にメンテナンスが必要なように、親にも定期的な回復が必要です。

育児疲れ負担を軽くする具体策

現実的に負担を軽くするための具体策をいくつか挙げます。

一つ目は、「休みの固定化」。

不定期だと罪悪感が出やすいので、「週に一度は一時保育」「毎日この時間は一人時間」とルール化します。

決まっていれば、あかりさんは罪悪感と交渉しなくて済みます

二つ目は、「夜の負担を減らす準備」。

夜泣きが続く時期は、昼の家事を最低限に

紙皿や宅配、レトルトは手抜きではなく、夜の安全対策です。

三つ目は、「子育て支援をフルに使う」こと。

自治体の子育て支援窓口や電話相談は、今のあなたが利用できるサービスを教えてくれます

あなたが積極的にメンテナンス時間を持てるよう、ファミリーサポートや家事育児支援ヘルパーのようなサービスを使ってみましょう

そうしたサービスは、地域の有償ボランティアの方が担ってくれていることが多いです。

たまには大人と何気ない会話をする時間だって、必要ですよ。

最後に

そして大切なのは、休めなかった日があっても自分を責めないこと。

あなたはこんなに頑張っているのですから、これ以上自分を責める必要なんてありません

「逃げたい」と感じるほど、あかりさんはお子さんを大切に育ててきました。

今必要なのは、もっと頑張ることではなく、回復の練習をすること

周りの力も頼りながら、自分自身を大切にしてくださいね。

 

<本記事の回答者>

戸田さやか

公認心理師/臨床心理士/生殖心理カウンセラー/がん・生殖医療専門心理士/ブリーフセラピストシニア

所属:株式会社ファミワン

「妊活や性の悩み、子育てや働き方のことまで、「誰に相談していいかわからない」テーマも歓迎しています。どんな内容でも大丈夫。安心してご相談ください。臨床心理学の確かな知識と技術を活かし、原因探しや悪者探しではなく、あなたにとってのゴールを発見するお手伝いをさせてください。」


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