フルタイム帰宅後すぐ「ママ遊ぼ!」の4歳息子。1人遊びをする友人の子との違い、この差は何ですか?【お悩み相談室】

子育て
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今回は、フルタイム勤務で帰宅後は家事もしたいし一息つく時間も欲しいのに、4歳の息子が毎日「ママ遊ぼ!」と全力で甘えてくることに悩む20代女性からのご相談です。
友人の子は1人で遊ぶと聞き、この差が性格なのか関わり方なのか気になっているようです。

保育士がその背景と向き合い方についてお答えします。

4歳の息子について、ちょっとした相談です。保育園から帰るなり「ママ!これで一緒に遊ぼ〜!」が即スタート。もちろん可愛いし、できる限り付き合うんですが、フルタイム勤務の身としては、正直まずは家事したいし一息つきたい…!「4歳なら一人遊びもできるよね?」なんて思って、ちょっと疲れてきました。

友達に話すと「分かる分かる!」という人と、「うちは放っておいたらずっと勝手に遊んでるよ〜」という人に分かれます。
これって性格の違いなんでしょうか?それとも、関わり方や育て方で差が出るものなのか、気になっています

(20代、女性、ハンドルネーム:1人時間、職種:営業)


最初に

ご相談いただきありがとうございます。

保育園から帰ると、

「今日あったことを伝えたい」
「やっと会えたママと遊びたい」

そんな気持ちがお子さんの中にあふれているのだと思います。
とても愛おしい姿だと感じます。

一方で、お母さんも家事や明日の準備があり、少し一息つきたい気持ちがあるのも自然なことです。
すべてに応えてあげられないからといって、お子さんをないがしろにしていることにはならないと、私は感じています。
やらなきゃいけないことがあるのは現実ですからね...

「少し待つ」ことのも大事な学び

子どもの気持ちを受け止め、一緒に遊ぶ時間をつくることはとても大切です。
けれど同時に、「少し待つ」という経験も、子どもにとっては大事な学びになります。
どうしても待たせることや我慢させることはいけないことと感じてしまいますが、すぐに対応できることと待ってほしいことのバランスをとることも成長の中で学んでいくことが大切ですよね。

「これが終わったら一緒にやろうね」

「この時間になったらママは家事をするね」

そんなふうに約束をして、その流れの中で過ごす経験は、お子さんが生きていく中でとても大切な力になります。

大切なのは関わる「量」より「質」

おっしゃるように、同じ年齢でも一人遊びが得意な子もいれば、誰かと一緒に遊びたい気持ちが強い子もいます。
どちらが良い・悪いかではなく、その子の個性だと感じています。
ただ、保育士としてたくさんのお子さんを見てきた中で、大人の関わり方によって育まれていく力もあります。

「性格の違いなのでしょうか?それとも関わり方や育て方で差が出るものなのでしょうか?」と気になられるお気持ち、とても自然なことだと思います。
「差が出てしまうのでは」と気になるお気持ちもとてもわかります。それだけいろんなお子さんがいますよね。

これまでたくさんのお子さんと関わってきた中で感じるのは、同じ学年でも、同じご家庭で育つきょうだいでも、本当に一人ひとり違うということです。


一人遊びが得意な子もいれば、
大人や友だちと一緒に遊ぶことで安心し、コミュニケーションを広げていく子もいます。

その中で感じるのは、「性格だけ」とも言い切れませんし、
「関わり方ですべてが決まる」とも言い切れない
とても繊細なところだと私は学びました。

確かに、目を見て関わる時間や、一緒に遊ぶ時間は、お子さんの気持ちを満たす大切な時間になると思います。
けれど、長い時間一緒に遊ぶことだけが良いとも限りません
短い時間でも、「今は一緒に遊ぶ時間」と区切って、目を見て話を聞いてあげる
そんな関わり方で、すっと満たされるお子さんの姿も実際にあります。

大切なのは「どれだけ長く」よりも、「どんな質で」関わるか、なのかもしれません。
子どもの姿は、性格・環境・その日の気分など、さまざまな要素が重なり合って表れることもあります。

一緒に遊ぶことで楽しさや関わり方を学ぶ時期でもありますが、家庭の中では、お母さんがやらなければならないことや、自分をいたわる時間も同じくらい大切です。
お母さんに余裕があることは、結果的に子どもにとっても安心につながります。

最後に

一生懸命関わってあげたいと思うそのお気持ちは、本当に素晴らしいものだと思います。
きっとそれだけ真剣に子育てと向き合っていらっしゃるからこそ、

「自分の気持ちを優先していいのかな」

「疲れてしまうのはよくないことなのかな」

と悩まれることも出てきますよね。
それは、手を抜いているからではなく、丁寧に子どもと向き合おうとしている証だと感じます。

関わってあげたいという気持ちを大切にしながらも、やるべきことがあることや、これが終わったらできるよと伝えることもとても大事なことだと思います。
時にはお子さんのことを優先にしてあげた分、自分にも優しく休む時間をつくっていただきたいです。

「一緒に遊ぶ時間」と

「お母さんのやりたいことをする時間」
「やらなきゃいけないことを終わらせる時間」

のバランスを、
無理のないように、親子でちょうどいい形を見つけていけること自体が、きっと大切なのだと思います。


この記事の回答者

自分自身が子育てに悩んだ経験から、親も子どもも「自分にあったやり方」で生きられる環境の大切さを実感しました。子育ては思うようにいかないからこそ、「こうあるべき」にとらわれず、それぞれの個性も大切にした子育てのお手伝いをさせていただきたいと思っております。


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