仕事と育児の両立に限界…疲れを軽くする方法とは?【お悩み相談室】

今回は、職場復帰後の育児・家事・仕事の両立に悩む30代女性からのご相談です。 毎日過ごす中で疲れが取れず、イライラしてしまうことも多々あるようで、なかなかリフレッシュできずにお困りのようです。
育児と仕事の両立やリフレッシュ方法について心理士がお答えします。
子どもが2歳になり、職場復帰をしました。復帰先はありがたいことに産休前と同じなので仕事で困っていることはありません。復帰してから朝早く起きて朝食、お弁当作りに夕食の準備をし、他の家事をしつつ子どもの身支度や保育園の送迎の毎日。この生活を始めて3カ月が経ちましたが未だに慣れず口癖は「疲れた」になってしまいました。子どもの寝かしつけ中に寝落ちてしまうことも多く…夫も一緒に家事や子どものことをしてくれたり、休日に私1人の時間を作ってくれますが、全然疲れが取れず…イライラしてしまうことも多くなり子どもに余計に怒ってしまうこともあります。家庭と育児、仕事と上手に両立する方法やリフレッシュ方法があれば教えていただきたいです。
(30代、女性、ハンドルネーム:ソフトクリーム、職種:事務・オフィスワーク)
目次
全力でやってきた自分を労って
職場復帰して3カ月、朝早く起きて朝食・お弁当・夕食の準備、家事をこなしながら子どもの身支度、保育園の送迎…もうすでに「スーパーウーマン級」の毎日を送っていらっしゃいますね。
でも、その頑張りの結果、「疲れた」が口癖になり、寝かしつけ中に寝落ちするほどの疲労感。さらに、イライラして子どもに怒ってしまう自分に落ち込んでしまう——。
この状況、決してあなただけではありません。「家庭・育児・仕事」のトリプルプレーを3カ月で完璧にこなせる人なんて、どこにもいません。まずは、ここまで全力でやってきた自分を「よく頑張ったね」と労ってあげてくださいね。
さて、そんな頑張り屋のあなたが、少しでも「心の余白」を持てるよう、家庭・育児・仕事の両立法とリフレッシュ方法について、一緒に考えていきましょう。
家庭・育児・仕事の両立法とリフレッシュ方法
1. 家庭・育児・仕事の「バランス」は取らなくてOK
「家庭も、育児も、仕事も、全部100%頑張らなきゃ!」——そんなふうに感じていませんか?でも実は、「バランスを取る」よりも、「どこかに余白を作る」ことの方が大切なんです。
① 「手を抜く」のではなく「手を掛けるところを選ぶ」
– 夕食は手作りの日・冷凍食品の日・デリバリーの日をローテーションにする
– 週末は「頑張らない日」を作り、掃除は翌日に回す
– お弁当は前夜の残り物+市販の一品で「時短アレンジ」
「全部完璧にしなくていい」と思うだけで、少し気持ちが楽になりませんか?
② 「見えない家事」を減らす
家事の中には、「気づいた人がやる」スタイルになりがちなものも多いですよね。
– トイレットペーパーの補充
– ゴミ袋の入れ替え
– 子どもの保育園グッズの準備
こうした「見えない家事リスト」を書き出して、パートナーさんと共有してみるのもおすすめです。「あ、これもやってたの?ありがとう」とお互いの気づきになるだけでなく、「ここは分担しよう」と相談しやすくなります。
2. 「私1人の時間」の質を上げる
パートナーさんが休日に「1人の時間」を作ってくれるなんて、素敵ですね。でも、その時間を「リフレッシュタイム」にできていますか?
① 「やらなきゃいけないこと」より「やりたいこと」を優先
1人時間があると、「この間できなかったアレを片付けよう」と思ってしまいがちですが、 「やらなくてもいいこと」をする時間にしてみてください。
– カフェでぼーっとする
– 好きな音楽を聴きながら散歩
– 何もしない贅沢
「何かをする」より「何もしない時間」を持つ方が、心はずっと休まります。
② 「10分間のマイタイム」を日常に
休日の1人時間だけでなく、平日にも「10分間のマイタイム」を意識してみましょう。
– 子どもが寝た後に「自分だけのお茶時間」を作る
– 朝、家族が起きる前に「静かな5分間」を楽しむ
短い時間でも「自分だけのための時間」を持つことで、日常のストレスが少しずつ軽くなります。
3. イライラを減らす「感情リセット法」
疲れが溜まっていると、イライラして子どもに怒ってしまうのも無理はありません。でも、「イライラを減らす習慣」を取り入れることで、気持ちが少し楽になるかもしれません。
① 「深呼吸+3秒ルール」
– イラッとした瞬間、3秒だけ間を置く
– その間に深呼吸1回。「ふぅー」と吐き出すことで、気持ちが落ち着きます。
② 「イライラを書き出す」
「何にイラッとしたか」をメモに書き出すだけでも、感情が整理されてスッキリします。
– 「今日は○○でイライラした」と書く
– その後、「でも私は頑張った」と一言加える
書き出すことで、「自分の気持ちに寄り添う時間」になります。
4. 子どもとの時間は「質」を意識
「イライラして子どもに怒ってしまう…」と感じたときこそ、「時間の長さ」ではなく「質の高い時間」を意識してみましょう。
① 「10分だけのスペシャルタイム」
– 「10分間だけ、子どもと全力で遊ぶ・話す」
– スマホは見ずに、子どもと目を合わせて関わる時間にします。
短時間でも「ママが見てくれている」と感じることで、子どもの満足感が高まります。
② 「ぎゅーっとハグ」で心の充電
イライラしてしまったときこそ、「ハグして笑顔でごめんね」という時間を持ってみてください。親子のハグは、親の方も「私も頑張った」と気持ちが落ち着きやすくなります。
自分を褒める時間を持つ
最後に、「完璧じゃなくていい」と自分に優しく
家庭・育児・仕事の「全部を100%完璧にこなそう」と思わなくて大丈夫です。
「今日は70%できた」「ここはちょっと手を抜いたけどOK」と、「余白のある自分」を許してあげましょう。
そして、子どもが寝た後、ほんの少しだけでも「自分を褒める時間」を持ってください。
「今日もよく頑張ったね」と、心の中でつぶやくだけで、次の日の頑張る力が湧いてくるはずです。あなたが少しでも心の余裕を持てるよう、心から応援しています。
回答者:株式会社ファミワンに所属する【公認心理士・臨床心理士】
自治体の子育て相談窓口でお仕事をさせていただいています。キンダーカウンセラーやスクールカウンセラーとしての経験も長いです。子育て中は悩みが尽きないですよね。年齢や個性に応じた親子のコミュニケーションでお困りなら、ご相談ください。不登校、ひきこもり、家庭内暴力や虐待などのカウンセリングも得意としております。
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