0歳児の夜泣きで慢性的な寝不足でも、誰かに託すことに罪悪感を感じてしまいます【保育士監修:お悩み相談室】
今回は、0歳のお子さんの激しい夜泣きによる慢性的な寝不足に悩み、土日の育児負担の重さに限界を感じている20代女性からのご相談です。
「専業主婦だから家事育児は自分の仕事」という責任感と、「この状態が続くのはつらい」という本音の間で、折り合いをつけられずにいらっしゃいます。
子育てを一人で抱えず、地域のファミリーサポート・子育て支援施設の活用などを通して、罪悪感を減らしながら息抜きの時間を作れるよう、保育士の視点からお答えします。
0歳の子を育てていて、今は専業主婦です。生まれた頃から夜泣きが多く、最近はさらにひどくなったため、慢性的な寝不足が続いています。
夫は激務で、仕事の帰りが遅いので「専業主婦なんだから夜の対応は私」と思ってやってきました。
ただ、平日はそれでいいと思えるのですが、土日も同じとなると、最近少ししんどい…。
専業主婦は家事育児が仕事だと思っていて、頼ること=甘えや贅沢のように感じてしまいます。
かと言って、この状況が続くのは正直つらい。この両方の気持ちとどう折り合いをつけたらいいのか悩んでいます。
(20代、女性、ハンドルネーム:ホワイトチョコレート、職種:主婦)
最初に
0歳のお子さんの子育て、毎日本当にお疲れ様です。
まだまだわからないことも多く、手探りの毎日ですよね。
これまで当たり前にできていた「眠ること」さえ難しくなってしまう中で、産後の体が万全ではない状態で寝不足が続くと、心も体もとてもつらくなってしまうと思います。
専業主婦だから家のことはすべて自分がやる、それが自分の役目だと感じているお母さんはとても多いです。
ですが、その思いがあるからこそ、わからないことや「少し甘えたい」という気持ちを、誰にも言えなくなってしまっている様子もたくさん見てきました。
「専業主婦だから」という呪縛を解く
子育てはみんなでするもの
これまで多くの保護者の方やお子さんと関わる中で感じるのは、子育ては決して一人で背負えるものではない、ということです。
子どもは、寝ることがうまくいかなかったり、食事が進まなかったり、かんしゃくを起こしたりと、成長の中でさまざまな姿を見せてくれます。
それをすべて一人で抱えることは、とても大きな負担になります。
きっと相談者さんは責任感が強く、「自分がしっかりしなければ」と頑張っていらっしゃるのだと思います。その姿は本当に素晴らしいです。
ですが、子育てはお母さん一人で頑張るものではありません。
パートナーやご家族、地域のサポートなど、頼れる力を少しずつ借りながら進めていくことが、とても大切だと思います。
地域のサポートは「頼るためにある」
もしパートナーに頼ることに抵抗がある場合は、子育て相談の場や地域のファミリーサポート、ベビーシッターなどを利用してみるのも一つの方法です。
私は子育て支援施設にて勤務をしておりますが、私たち保育士と話すことで「すっきりした」「ストレスが減った」と少し負担やしんどさを軽減できたというご報告をいただくことがあります。
子どもを預ける、対応を誰かに代わってもらうということは遠慮してしまう方も多いですが、別の形で負担を軽減する場所になっていることが子育て支援を学ぶ中でとても嬉しく感じる瞬間です。
少し費用がかかる支援も中にはありますが、数時間でも自分の心と体を休める時間を持つことは、とても大切です。
これまでご相談いただいたお母さんたちは、皆さん本当に一生懸命に子育てに向き合っています。
最後に
「子育てはお母さんがするもの」
「子どもの気持ちはお母さんが受け止めなければいけない」
と思い込んでしまうこともありますが、そうではありません。
孤独に子育てをする人を、一人でも減らしたい。それが、保育士としての私の願いです。
頼ること、甘えることは、決して逃げでも怠けでもありません。
それは、子育てをする中でちょっとした気づきにつながったり、支えられる温かさを感じたりすることができます。
子育ての良い方法に出会うための大切な一歩でもあります。
どうか一人で抱え込まず、自分が無理なく頼れる場所をたくさん頼ってください。
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