妊活、2人目どうする?35歳を前に悩む育児・つわり・仕事との両立と「年齢の壁」への向き合い方【お悩み相談室】

妊活・不妊
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今回は、1歳半のお子さんの育児が少し落ち着き、2人目を考え始めた30歳女性からのご相談です。
「子どもは1人」と決めていたはずが、わが子の愛おしさに触れ、新しい選択肢が芽生えたそう。一方で、仕事との両立や年齢的なリミット、妊娠中の育児への不安も抱えておられます。

変化した自分の気持ちを大切にしながら、納得して次の一歩を踏み出すための判断ポイントを助産師がアドバイスします。

1歳半の息子を育てています。産後しばらくは心身ともに余裕がなく大変でしたが、最近やっと夜にまとまって寝てくれるようになり気持ちに少しゆとりが出てきました。
夫も私も自分が一人っ子ということもあり、子どもは1人の予定でしたが、育ててみると想像以上にかわいく、最近2人目を考えるようになってきました。
ただ一方で、妊娠中につわりが重かったら上の子をどうするか共働きで仕事と両立できるかも不安です。もうすぐ30代半ばなので、悩んでいる時間的余裕もあまりありません。

2人目をどうするか考えるにあたって、事前に確認しておいた方がいいことや、知っておくと判断しやすくなるポイントはありますか

(30代、女性、ハンドルネーム:一人っ子、職種:IT・エンジニア)


最初に

1歳半のお子さんを育てながら、ようやく少し気持ちに余裕が出てきたタイミングなのですね。
夜にまとまって眠れるようになると、体も心もふっと軽くなりますよね。
ここまで本当にお疲れさまでした。

もともとはお子さんは1人の予定だったけれど、実際に育ててみると想像以上に愛おしくて、2人目のことが頭に浮かぶようになった。
とても素敵な気持ちだと思います。

一方で、妊娠中のつわりが重かったら上のお子さんはどうなるのか、共働きの中で仕事と両立できるのか、年齢のこともあり迷っている時間が長くはないのでは、と現実的な問題を考えて揺れておられるのですね。
嬉しさと不安が同時にある、そのどちらも大切な気持ちだと感じました。

子ども2人目をどうするか迷った時に整理すること

2人目を考えるとき、「今すぐ決めなければ」と思うと苦しくなってしまうかもしれませんね。
まずは「どんな状態なら前向きに考えられそうか」を整理できると良いかもしれません。

例えば、妊娠した場合のサポート体制を具体的にイメージできると安心材料になるでしょうか。

パートナーとの役割分担、保育園の送迎や家事の分担、いざという時に頼れる人がいるかどうかなど、現実的な視点を一度書き出してみるのも一つの方法です。


また、ご自身の体の状態を知ることも判断材料になります。
月経周期の安定性や婦人科健診の状況、既往歴などを確認しておくと、見通しが立てやすくなるかもしれません。
年齢による妊娠率の変化を知ることも、焦りではなく「情報」として受け止める助けになります。

「前回のつわり」は繰り返す?もしもの備えは要検討

医学的には、女性の妊孕性(妊娠できる可能性)は30代前半から緩やかに低下し、35歳以降はより顕著になるとされています。
ただし個人差が大きく、30代後半でも自然妊娠される方は多くいらっしゃいます
一方で、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの合併症リスクは年齢とともにやや上昇すると報告されています。

つわりは前回重かった場合でも、次回も必ず同程度とは限りませんが、体質的に強く出る方もいます。
重症化した場合は点滴や入院管理が必要になることもありますので、事前に家事・育児支援を検討しておくことは大切だと思います。
備えておかずに慌てるよりも、備えておいたけど、使わなかった、という方が安心ですよね。

産後1年で母体の回復が進みリスクが低下

また、産後の心身の回復や上のお子さんとの年齢差も重要な視点です。
一般的には産後1年以上あけることで母体の回復が進み、早産や低出生体重児のリスクが低下する可能性があると言われています。

受診の目安としては、半年ほど妊娠を希望しても成立しない場合(35歳以上の場合)、あるいは月経不順や強い月経痛がある場合は、早めに婦人科で相談されると安心です。

妊娠前の健康チェック(プレコンセプションケア)もとてもいいかと思いますよ。

最後に

「正解」は一つではありません
ご家庭の価値観と体の状態、その両方を大切にしながら選んでいけるとよいですね。
どんな選択であっても、納得できるより良い選択になることを願っています。


<参考文献・出典>

国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
▶プレコンセプションケアセンターについて:https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/preconception/

国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
▶高齢出産は高リスク? 35歳以上での妊娠・出産の注意点を解説:https://www.ncchd.go.jp/hospital/pregnancy/column/kourei.html

 

この記事の回答者

助産師として大学病院や自治体など多様な現場で経験を積み、妊娠・出産・育児から更年期まで、女性のライフステージ全体をサポートしています。誰にも相談しづらいお悩みも、どうぞお気軽にご相談ください。


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