男性更年期の心と体の不調症状とQA|【看護師監修】

更年期
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この記事でわかること

「寝ても疲れが取れない」「最近、些細なことでイライラする」「仕事の集中力がもたない」—— 男性の更年期に現れる心身の不調は、テストステロン(男性ホルモン)の低下だけでなく、ストレスや生活習慣、他の病気など様々な要因が重なることで起こり、日常生活や仕事のパフォーマンスにも影響を及ぼすことがあります。
この記事では、当サイトに寄せられた300件以上のお悩みの中から、男性のお悩みで特に多い以下の5つの症状についてまとめました。

やる気が出ない(意欲低下) / 体のだるさ(倦怠感) / イライラ・不安 / 集中力・判断力の低下 / 眠れない(不眠)

この記事が、あなたの心と体を整えるヒントになれば幸いです。

  • 気分の落ち込みや不安が2週間以上続く
  • 仕事や家庭生活に明らかな支障が出ている
  • 強い倦怠感、体重減少、動悸、息切れ、発熱などがある
  • 夜間頻尿、排尿しにくさ、血尿がある
  • いびきや日中の強い眠気がある
  • 性欲低下やEDなどの症状も気になる
  • 症状が急に悪化した

男性の更年期障害(LOH症候群)とは?

男性の更年期障害は、医学的に「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」と呼ばれます。
LOHとは、「Late-Onset Hypogonadism」の略称です。

  • Late-Onset: 晩発性(年を重ねてから発症する)
  • Hypogonadism: 性腺機能低下症(男性ホルモンを作る能力が落ちること)

女性の更年期のように閉経という明確なきっかけはありませんが、男性も加齢にともなって男性ホルモンと呼ばれるテストステロンを作る能力がゆっくりと低下していき、心や体にさまざまな不調が現れると言われています。
しかし、低下の程度や症状の出方には個人差があり、すべての人に治療が必要な不調が起こるわけではありません。

原因と対策

男性の更年期障害の原因は、男性ホルモンと言われているテストステロンが加齢とともに穏やかに減少することです。
これは一般的に中年以降、加齢とともに穏やかに減少します。

テストステロンが加齢とともに低下することは自然なことであり、それ自体を止めることはできません。
ですが、生活習慣を改善することで症状回復につながることがあります

規則正しい生活をすること、バランスの良い食事を摂ること、適度な運動をすることなどそういったことを積み重ねていることがご自身の糧となります。
今まで特に気を使われていない方は今日から少しずつ生活習慣改善に目を向けてみましょう

代表的な5つの症状

①やる気が出ない・気分が落ち込む・何も楽しめない(意欲の低下)

仕事や家事などなんだかやる気が出ないことがありませんか。
そんな時に息抜きをしようと思ってもなんだかどれも楽しめない、そんな負のループから抜け出せないように感じることがありませんか。

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②なんとなく体がだるい(全身の倦怠感)

朝も昼間も眠い、寝ても寝ても疲れが取れない、すぐに横になってしまう、そんなことはありませんか。
休んでも休んでも回復しない全身のだるさを感じる症状です。

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③イライラする・不安になる・怒りっぽくなった(情緒不安定)

どうして自分の言うことを分かってもらえないのか、自分はもう必要のない人間なんじゃないか。
感情が悲鳴をあげていると感じることはありませんか。

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④集中力が続かない・判断力が鈍くなった(認知機能の低下)

仕事の進みがいつもより遅い、なんだか違うことを考えてしまう。
あちこちが気になってやるべきことが進まなくて焦ってしまう。こんなことがありませんか。

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⑤眠れない・夜中に目が覚める(不眠・睡眠トラブル)

寝つきが悪い、睡眠が浅い、夜中に目が覚める、そんなことはありませんか。
眠れないからスマートフォンで動画を見てしまう。そうすると余計に眠れない。
睡眠の量が不足し、質も悪くなってしまうと日中も活動しにくくなりますね。

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よくある質問(Q&A)

男性の更年期は何歳から始まり、いつまで続くのでしょうか?

男性の更年期症状は、40代以降、特に40代後半〜50代で自覚されることが多いとされています。ただし、テストステロンの低下はゆっくり進むため、女性の閉経のような明確な始まりや終わりはありません。症状の強さや続く期間には個人差があり、生活習慣、ストレス、睡眠、持病などの影響も受けます。

受診する場合、何科に行けばいいですか?

まずは「泌尿器科」や「男性更年期外来(LOH症候群外来)」の受診をおすすめします。血液検査でテストステロン値などを確認し、症状と合わせて総合的に判断します。また、強い気分の落ち込み、不安、不眠がある場合は、心療内科や精神科を併用することも選択肢です。倦怠感が強い場合は、貧血、甲状腺疾患、糖尿病などを確認するため、内科での検査も役立ちます。

イライラややる気の低下は「気の持ちよう」や「性格」のせいですか?

決して「気の持ちよう」や「意志が弱くなった」「性格が変わった」だけで片づけるべきものではありません。ホルモンの変化、睡眠不足、ストレス、疲労などが重なることで、活力や感情のコントロールに影響が出ることがあります。一方で、うつ病や不安症など治療が必要な状態が隠れていることもあるため、つらさが続く場合は専門家に相談しましょう。

女性の更年期とは何が違うのですか?

女性の更年期は「閉経」の前後で急激に女性ホルモンが減少しますが、男性の場合は中年以降、加齢とともに「ゆっくりじわじわ」と男性ホルモンが減少していくのが特徴です 。そのため、自分でも気づかないうちに少しずつ変化が進み、ある時不調を自覚するケースが多く見られます 。また、女性のように5年ほどで落ち着くといった明確な終わりの目安がないことも大きな違いです。

家族やパートナーにうまく伝えられません。どうすればいいですか?

「ホルモンの変化によって、自分でもコントロールしにくい症状が出ている」と具体的に伝えてみましょう。この記事を一緒に読んでもらうだけでも、理解してもらいやすくなります。

まとめ

男性更年期のような不調は、「甘え」や「年のせい」だけで片づけるものではありません。
加齢に伴うホルモン変化に加えて、睡眠不足、ストレス、生活習慣、持病などが重なって起こることがあります。

疲れやすさ、イライラ、集中力低下、気力低下、不眠が続くときは、自分を責めず、生活を整えながら、必要に応じて専門家に相談することが大切です。
今の自分に合ったペースに整え直す「メンテナンス時期」のサインとして受け止めましょう。


一人で抱え込まないことが、何より大切です。


「知ってハレばれ」では、専門家があなたのお悩みに直接回答するお悩み相談室を運営しています。
この記事で紹介した症状に心当たりがあり、どうすればいいかわからず立ち止まっている方は、ぜひご相談ください。

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<本記事の監修者>

西岡 有可

不妊症看護認定看護師

所属:株式会社ファミワン

不妊症看護認定看護師として都内の不妊治療専門クリニックで10数年勤務。不妊に悩むカップルへのケアやチームマネジメント、研究発表を経験。医療機関の枠組みを超えて、もっと身近な存在として悩める人へサービスを届けたい思いから株式会社ファミワンへジョイン。現在はファミワンにて、代表看護師としてセミナーやユーザー対応とともにサービス設計を担当。

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