生理が1日だけ…これって病気?出血が激減する原因と、受診を迷った時の判断基準【お悩み相談室】

生理・PMS
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今回は、20代の女性から寄せられた「生理が2日目でもう終わりそう」という切実なお悩みです。
初日はしっかり出血と腹痛があったものの、翌朝にはピンクのおりもの程度に。ネットで見る病気や妊娠の情報に不安を抱え、受診すること自体にも怖さを感じていらっしゃいます。

生理の期間が変わるメカニズムや、不安に振り回されずにすむ視点の持ち方について看護師がアドバイスします。

相談よろしいでしょうか。夜寝て起きてもナプキンに血がついていませんでした。トイレットペーパーで拭くと、ピンク色のおりもののようなものが少しつく程度で、まだ二日目なのにもう終わり?と驚いています。

「生理 1日」で調べると着床出血や子宮の病気の話ばかり。妊娠の可能性はないので、病気なのかと不安になっています。でも、1日の出血量はいつもの生理ぐらいありますし、下腹部痛もあったので、生理ではあると思っています。

生理が一日で終わりそうなのはおかしいでしょうか?
それとも、子宮頚の病気の可能性もあるのでしょうか…受診するのも怖いので、前もって可能性を教えていただきたいです。

(20代、女性、ハンドルネーム:アネモネ、職種:その他)


最初に

夜、寝て起きたらナプキンに血がほとんどついていなかった。
トイレットペーパーで拭くと、ピンク色のおりもののようなものが少しだけ。
「まだ二日目なのに、もう生理が終わりそう?」と驚いてしまったのですね。

さらに「生理 1日」で調べてみると、着床出血や子宮の病気の話ばかりが目に入る。
妊娠の可能性はないと分かっていても、病気という言葉を目にすると、不安が一気に大きくなるのは自然なことです。

一方で、初日の出血量はいつもの生理と同じくらいあり、下腹部痛もあった。
だからこそ「生理ではあると思うけれど、こんなに早く終わるのはおかしいのかな」と、安心と不安の間で気持ちが揺れているのですよね。

体の小さな変化に気づき、気になって立ち止まったこと自体が、
ご自身の体を大切にしようとしている証だと思います。

生活環境や体調で生理の出血量は変わることも

まず知っておいてほしいのは、生理は、そのときの体調や生活の影響を受けて、出方が少し変わることもあります。
毎回同じように来る生理ばかりではなく、周期ごとに多少の違いが出ることは珍しくありません。

疲れがたまっていたり、睡眠が足りなかったり、気温差やストレスが続いたりすると、
出血のペースが変わることがあります。

最初にしっかり出て、その後は急に少なくなる
血というより、ピンク色のおりもののように見える
こうした出方でも、生理の範囲内として説明できることがあります


今回だけの変化なのか、それとも次の周期も続くのか。
一度きりの出来事かどうかを見ていく視点持てると、不安に振り回されすぎずに済むかもしれませんね。

子宮内膜が一気にはがれ初日に集中して出ることも

生理は、女性ホルモンの働きによって起こります。
厚生労働省の情報でも、月経はホルモンの影響を強く受け、疲労やストレス、生活リズムの乱れなどで変化することがあると説明されています(※1)。

その影響で、
・子宮の内側が一気にはがれ、最初に出血が集中する
・その後は出血量が減り、早く終わったように感じる
といったことも起こります。


今回のように、
・初日の出血量が普段と同じくらい
・下腹部痛があった
という場合は、ホルモンバランスの揺らぎによる生理の変化として考えられることも少なくありません。

受診検討のサインは?「不正出血」と「生理」を見分けるポイント

一方、注意が必要なのは、生理とは関係のない時期の出血や、出血がだらだら続く場合です。
日本産科婦人科学会でも、不正性器出血は生理とは区別して考える必要があると示されています(※2)。

同じような状態が何周期も続く
生理と生理の間に出血がある
これまでと明らかに生理のパターンが変わったと感じる

上記のような場合は、受診して確認することで、かえって安心できることも多いです。

最後に

今回の変化に不安を感じたのは、体の声をきちんと聞いているからです。
今周期を一度見守り、次の生理の様子も確認してみてください

もし気になる変化が続くようであれば、安心のために相談する選択をしても大丈夫です。



<参考文献・出典>※以下の文献を参考にしています

厚生労働省「働く女性の心とからだ応援サイト」
▶月経について正しく知り、適切な対処をしよう!:https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/health/menstruation.html※1

公益社団法人 日本産科婦人科学会
▶異常子宮出血と不正性器出血:https://www.jsog.or.jp/citizen/5710/※2



<本記事の回答者>

加藤早紀

看護師/体外受精コーデイネーター

所属:株式会社ファミワン

不妊治療専門のアドバイザーとして、妊娠を望む方に寄り添いサポートしています。看護師や体外受精コーディネーターとしての経験をもとに、治療の選択やライフスタイルの見直し、心と体のケアまで総合的にご提案。あなたの妊活が前向きなものになるよう、丁寧にお手伝いさせていただきます。


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