妻が産後PMSで常に辛そう…感謝してるのに接し方が分からず悩んでいます【公認心理師監修:お悩み相談室】

生理・PMS
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今回は、PMSとワンオペ育児が重なりイライラする妻へ、接し方が分からず悩む20代男性からのご相談です。良かれと思って黙る優しさが、妻には無関心と映りすれ違う悪循環に陥っているようです。

産後PMS時期に負担をかけず、感謝を伝えながら夫婦の会話を取り戻す方法について、公認心理師・臨床心理士がお答えします。

PMSの妻について相談させてください。産後、生理再開と同時にPMSと生理中の不調が重なり、常に辛そうでイライラしています。
生理前の不調も1週間以上続いているように見えます。

平日は私の帰りが遅く、妻はワンオペで頑張ってくれており感謝しています。ただ、帰宅時にはもう寝ていて会話ができません
余計なことを言って負担をかけたくなく、黙っているのですが、それをこの前同僚に指摘されました。

気にかけているつもりでも、妻への接し方が分からず悩んでいます

(20代、男性、ハンドルネーム:ずっともんじゃ、職種:IT・エンジニア)


最初に

ずっともんじゃさん、ご相談を読ませていただきました。
産後、生理再開とともにPMSや生理中の不調が重なり、パートナーさんが常につらそうに見えるのですね。
平日は帰りが遅く、その間パートナーさんはワンオペで育児や家事を担っている。
感謝しているし心配もしている。
でも帰宅時にはもう寝ていて、直接話せない。
余計なことを言って傷つけたくなくて黙ってしまう。
その戸惑い、とても自然なものだと思います。

ただ、黙っている側には「気にかけているけれど、今はそっとしておこう」という優しさがあっても、受け取る側には「何も見ていない」「私だけが大変」と見えてしまうことがあります
察してほしい側と、余計なことを言いたくない側。
子どもができると、それまでとは違った夫婦のコミュニケーションの難しさを感じますよね。

“一緒に考える姿勢を見える形にする”こと

今のずっともんじゃさんにできるとよいのは、正解の対応を一発で当てることではなく、「一緒に考える姿勢を見える形にすること」かもしれません。
PMS期は、相手も余裕がなく、何を言われてもつらく聞こえることがあります。
だからこそ、落ち着いている時期や、直接話せないならLINEやメモ、短い手紙で伝える方が届きやすいことがあります


たとえば、

「いつも平日ほぼ一人で回してくれてありがとう。最近つらそうに見えて、どう支えたらいいか分からず黙ってしまっていた。でも無関心だったわけではないよ。落ち着いている時に、僕がした方がいいこと、しない方が助かることを一緒に考えたい」

と伝える。

これは“アドバイス”ではなく“ねぎらいと相談”です。


早く帰れそうな日は、

「今日はいつもより早く帰れそうだよ。〇時頃には帰るから、職場を出る時に連絡するね」

と一報入れるだけでも、パートナーさんは安心するかもしれません。
ただし、具体的な時間を提示する場合は、必ずその時間を守るよう、がんばってください

産後、PMS時期に寄り添うために

PMS(月経前症候群)は、月経前にこころや体の不調が出て、月経開始後に軽くなることが多い状態です。
原因ははっきり一つに決まっているわけではなく、女性ホルモンの変動やストレス、睡眠不足などが関係すると考えられています。

産後は睡眠不足、育児負担、生活リズムの乱れが重なりやすく、PMSだけでなく、産後のメンタル不調や育児の疲労も混ざっている可能性があります

具体的には、まず「ありがとう」を先に出すこと
「今日もしんどい中ありがとう」「洗い物はやっておくね」と、
短い言葉と行動で示す方が効く日もあります。

落ち着いている時に「PMS期の取扱説明書」を一緒に作ることも、良いかもしれません。
声をかけてほしいのか、放っておいてほしいのか、家事は何を代わると助かるのかを確認しておけると、毎月の混乱が少し減ります。

もし、不調が長く続く怒りや落ち込みが強い日常生活に大きく支障が出ている場合は、婦人科や心療内科、自治体の産後ケアや保健師さんへの相談も選択肢です。

その時も「行ってきなよ」ではなく、「僕も対応のヒントを知りたいから、一緒に相談したい」と伝えられると、見捨てられた感じになりにくいでしょう。

最後に

ずっともんじゃさんの感謝は、今のままだと未送信メールの下書きのように、相手に届かず眠っている状態かもしれません。
短い一文でいいので、まず送信してみてください。
見えない気持ちは、見える形にして初めて、支えになります。

この記事の回答者

戸田さやか

公認心理師/臨床心理士/生殖心理カウンセラー/がん・生殖医療専門心理士/ブリーフセラピストシニア

所属:株式会社ファミワン

「妊活や性の悩み、子育てや働き方のことまで、「誰に相談していいかわからない」テーマも歓迎しています。どんな内容でも大丈夫。安心してご相談ください。臨床心理学の確かな知識と技術を活かし、原因探しや悪者探しではなく、あなたにとってのゴールを発見するお手伝いをさせてください。」


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