育児ストレスで過食が止まらない…罪悪感を手放し、無理なく食生活を軌道修正するヒント【お悩み相談室】

子育て
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今回は、育児の疲れから過食が習慣化し、食べた後の罪悪感に苦しんでいる30代女性の方からのご相談です。
思うように時間が取れない中、睡眠不足も重なって「食べる」ことでしかストレスを発散できない状況に悩まされているとのこと。

甘いものを欲する仕組みを知り、自分を労わりながら家事の手を抜くコツについて管理栄養士がアドバイスします。

育児のストレスから、過食してしまうことが増えました。お菓子やパンなど、手軽に食べられるものに手が伸びてしまい、気づけば一袋食べきっていることもあります。食べたあとに罪悪感が押し寄せて、また落ち込む…その繰り返しです。

子どもが小さくて思うように自分の時間が取れず、ストレスを発散する方法が食べることだけになっている気がします。眠れていない日が続くと、甘いものが無性に欲しくなり、止められません

子どもの為にも健康な食生活を意識していたのに…
どうすれば軌道修正できますか?

(30代、女性、ハンドルネーム:ほのちゃ、職種:主婦)


最初に

こんにちは。小さなお子さんを持つお母さまからのご相談ですね。
自分の時間が思うように取れず、ストレスの発散方法が食べることだけになっていらっしゃるとのこと。
きっと子育てを頑張り過ぎてしまっていることと想像します。

甘いものが無性に欲しくなったり、食べてしまうたびに罪悪感が残りさらに落ち込んでしまう状態が続くのは精神的に辛いですよね

お子さまの健康な食生活を意識して取り組まれていたことが今では難しくなってしまっていることもお悩みですね。


今は相談者さまのストレス状態を緩やかにしこころとからだを休める時間をとることが何より優先かと思います。

そこで子育て中でも簡単に取り入れられるストレス解消方法お子さまも健康な食事がとれる工夫方法をご提案していきたいと思います。

 

甘いものが止まらないのは、脳が「安心感」を求めているサイン

甘いものはお砂糖といったブドウ糖が多く含まれています。
ブドウ糖が吸収されると血糖値の上昇により「インスリン」というホルモンが、脳内の「セロトニン」ホルモンの量を上昇させて満腹感をもたらしてくれます
このセロトニンはまたリラックス感をもたらしてくれる働きもあるので、甘いものを食べることで安心感を得ることができます。

 

育児のストレスを発散する手軽な方法

ひとりで育児をする時間が長く疲れを感じているようでしたら、このような方法をお試しいただくこともストレス解消につながります。

 

1.ママの集いに参加する

各自治体によっては同じ月齢のお子さまが集う場所が併設されています。
そちらではお母さんたちと同じ育児の悩みを共有できたり、保育士さんや助産師さんがいる場合もあり、子育ての相談やアドバイスをもらうことができます

2.好きな香りのハンドクリームを身に付ける

好きな香りをかぐことでリラックス効果を得ることができます。
また、子育てをしていると子供が汚したりこぼしたりなど手を洗う機会も多くなるのでお母さんの手も荒れがちです。
手荒れ防止も兼ねてお気に入りの香りのするハンドクリームを購入することもおすすめです。

 

宅配と冷凍食品はママの味方。栄養とゆとりを両立させる食事の工夫

以前は「こどものためにも!」と食事作りを頑張り過ぎていたのではないかと思います。
ですが今の現状では難しいことと推測します。

なのでこれからはできないことは割り切って、自分時間を確保しながらも栄養面でも安心できるメニューを取り入れる方法をご紹介致します。

①    宅配システムを利用する

栄養バランスの考えられた献立もたくさんあるので安心してご利用いただけます。
もし、毎日だと罪悪感を感じてしまうようでしたら、週に2.3日分だけの配達設定が可能なところもあります。

②    時短メニューを取り入れる

冷凍ものを活用する方法です。

例えば、冷凍うどんに、こちらも冷凍のほうれん草やブロッコリー、かぼちゃなどを食べやすい大きさにはさみで切って煮込むだけ
そこに卵を落とすだけで栄養満点ごはんのできあがりです。

また、同じメニューが数日続いても問題はありません

まとめ

育児でご自身の時間がなかなか取れない中で、まず「手間を省くこと」をおすすめします。
省いた時間を睡眠や休養に充てることでストレス解消となり、ご相談者さまにとって何よりも大切なことだと思います。

また、甘いものを食べること自体は悪いことではなく、心の栄養にもなります
ただし、食べ過ぎてしまうと生活習慣病などのリスクにつながるため、食べる時間や量をあらかじめ決めておく工夫が良いかと思います。

まずは、ご相談者さまご自身のストレス対策をいろいろ試してみてください。
我慢には限界があります。
少し肩の力を抜いて、“お母さん”としてではなく“ご自身”に戻れる時間が少しでも確保いただけましたら幸いです


<本記事の回答者>

西岡真美

管理栄養士/予防医学食養生士/薬膳食療法専門指導士

所属:株式会社ファミワン

不妊治療クリニックにて6年間、妊娠を望むご夫婦に寄り添う栄養サポートを担当してきました。妊娠前から更年期だけではなく、病気にならないためのこころもからだもおだやかに、より自分らしく過ごせる食事スタイルを一緒に見つけるお手伝いをいたします。


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