双子育児でご飯を食べる暇もない。キッチンで立ち食いする毎日から、仲良く座って食べる日なんてくるの?【お悩み相談室】
今回は、歩き始めた双子のバラバラな行動と激しい泣き声に翻弄され、自分の食事さえままならない生活を送っている30代のワンオペママからのご相談です。
「3人で仲良く座って食べたい」という切実な理想を持ちながらも、現実はキッチンで監視しながら食事を済ませる毎日とのこと。
3人で食卓を囲む日を目指すステップとして、リビングの床に座ってリラックスして過ごす「ピクニック形式の食事」という選択肢をご紹介。
目が離せない時期を安全にやり過ごすためのスペース作り、そしてママ自身が「座って食べる」時間を確保するための具体的な工夫について、双子育児の先輩でもある不妊ピア・カウンセラーが実体験を交えてお答えします。
双子育児をワンオペでしています。ひとりが泣くともうひとりもつられて大泣き、家の中は一気に大合唱。
低月齢のころはまだ何とかなっていたのに、歩き出してからは目がまったく離せなくなりました。
同じタイミングで泣いたり、おもちゃの取り合いはするのに、行動は基本バラバラ。「せめて同じ部屋にいて!」と思いながら、家中をかけずり回っています。
当然、ゆっくりご飯を食べる暇なんてありません。でも体力がないと本当にやってられない。
結局いつも、キッチンに立ったまま双子を監視しつつ、離乳食の残りをかきこむ毎日です。
この状態が幼稚園まで続くのかと思うと「もうやってられるか!」とも思うけど、ふとした笑える瞬間に救われてなんとか踏ん張っています。
3人で仲良く座ってご飯を食べるなんて、やっぱり無理でしょうか?
(30代、女性、ハンドルネーム:キッチン見張り番、職種:主婦)
目次
最初に
ご相談ありがとうございます。毎日、本当にお疲れ様です。
お一人で双子ちゃんを育てるということが、どれほど過酷で、どれほど自分を後回しにしなければならない日々か、文面からひしひしと伝わってきました。
今まさに、出口のないトンネルの中にいるような、そんなお気持ちでいらっしゃるのではないでしょうか。
歩き始めて自我が芽生え、それぞれが違う方向へ走り出す今の時期は、お母さんの目が二つ、手が二本では物理的に足りないですよね。
私自身、双子の男児を育て、今ようやく7歳になりましたが、当時を振り返ると、本気で、腰からもう一組腕が生えてこないかと願ったものです。
そのくらいには大変だったと振り返ります。
家の中が泣き声で溢れ、自分の食事さえままならない現状に、限界を超えて頑張っていらっしゃる。
今回はよくぞご相談してくださいました。
今のゴールは“怪我なく、ママの心が折れずに、ごちそう様”
ご質問にある、三人で仲良く座ってご飯を食べるという光景についてですが、現状を想うと夢のような話ですよね。
でも、そんなことはありませんよ。
キッチン見張り番さんは、3人で食卓を囲み全員が行儀良くきれいに食べている姿を理想とされているように感じました。
今は、そのゴールを一度、見直してみませんか。
怪我なく、かつ、キッチン見張り番さんの心が折れずに食事の時間を終えられるかにフォーカスするのです。
リビングにレジャーシートで「ピクニック形式」ごはん
泣き声の大合唱や、磁石の同極同士のように離れていく二人を追いかける徒労感、そして自分のことはとことん後回しな今、
「~~しなくては、せねば」の枠組みを取ってしまうのはどうでしょう。
例えば、
キッチン見張り番さんも一緒に床に座ってピクニック形式で食事をしてみるのはいかがでしょうか。
椅子に座らせることすら大変なんです。
床にレジャーシートを敷いて、手掴みで食べられるものを並べるだけで、彼らにとっては特別なイベントに変わります。
お母さんも同じ目線で座ることで、意外とお子さんたちが落ち着いてくれることもあります。
コロナ禍に1歳台だった双子と、公園などにも行けず、家のベランダでお弁当(残り物詰め込んだだけ)を食べたことを思い出しました。
ママの食事は「家庭の重要インフラ」
キッチン見張り番さんの食事についてですが、離乳食の残りをキッチンでかきこむ日々は、本当に切なく、体力的にも厳しいものです。
多胎育児において、お母さんが健康でいることは何よりも優先されるべき「インフラ」です。
お子さんたちがテレビや何かに集中している隙に、お母さんだけ先にしっかり食べられたら一番良いと思います。
しっかり一食食べるなんて本当にハードルが高いとは思うのですが、レンチンでもいいです、デリバリーでもいいです。
ここはコストをかけて、充実させ、キッチン見張り番さんには「座って食事をとる」ことを優先していただきたいです!!
バラバラ行動を防ぐ「安全地帯」の作り方例
そして同じ部屋にいてくれないというお悩み。
歩き始めたばかりの双子ちゃんにとって、世界はあまりに広く、好奇心旺盛でいろんなところに行きたくなるんですよね。
我が家はリビングが小上がりの和室で、落下の恐れがあったので基本的には大きめのサークルを導入して、その中で過ごしてもらっていました。
出られないというルールではなく、そこが一番楽しい場所であると思わせるために、テレビはもちろん、おもちゃや、小さなテントなどを置いてみにボールプールにしたりしていました。
怪我をさせない、が一番の目標だと思っているので、目が離せないときはやはりそういった、小さなスペースにいていただくといいですね。
これからも「ふふっ」と笑える欠片をあつめて
幼稚園に入るまでの数年間が永遠に続くように感じられると思います。
これから運動量も増えてさらに賑やかになるかもしれませんが、その分、二人の絆が深まったときの頼もしさは何倍にもなります。
ふとした瞬間の笑いに救われているというキッチン見張り番さんは、とても素敵なお母さんです。
その小さな「ふふっ」と笑える欠片を拾い集めながら、今日を、そして明日を、なんとか乗り切っていきましょう。
無事に1日を終えられるだけで100点満点
完璧な食事風景は、少し先の未来にとっておきましょう。
今はお惣菜を買ってきても、部屋が散らかっていても、三人が今日一日を無事に終えられれば、それだけで百点満点です。
同じ双子を持つ親として、キッチン見張り番さんの頑張りが手に取るように伝わってきますし、ほんとに素晴らしいと思っています。
ぜひいろいろなサポートの活用も検討してください。
お調べいただくと、いま育児サポートは自治体でも、民間サービスでも充実してきているように感じます。
双子ちゃんとママ、理想の食事風景はきっと来る
三人で「あの時は大変だったね」と笑いながら、ゆっくりと食卓を囲める日は必ず来ます。
7歳になった双子は赤ちゃんの頃の自分たちを見て、「かわいい~~~」と言い、頻繁に当時の写真を見たがります。
この時はこうだったのよ、この時泣いているのは、こういうことがあったのよ、と私も懐かしく振り返ったりします。
あの時本当に、何とか頑張ってきてよかったと思う日も多いです。
(もちろん今は今で大変なこともあるのですが)
最後に
今回のご回答が少しでも力になれば幸いです。
もし他にも具体的なシチュエーションでのアドバイスが必要であれば、いつでもお手伝いさせてください。
例えば、お風呂の入れ方や、外出時の工夫など、私の経験もお伝えできるかもしれません。
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