休職中なのに2歳を保育園へ…休むはずが罪悪感と職場の目ばかり気になって心が休まらない【お悩み相談室】
今回は、育休復帰後に仕事が思うようにこなせず休職となり、2歳のお子さんを保育園に通わせ続けることに強い罪悪感を抱く20代女性からのご相談です。
休むべき時なのに職場の目が気になり心が休まらないとのことです。
休職中の気持ちの整え方について保育士がお答えします。
現在2歳の子どもを育てています。この春に育休から復帰しましたが、産休育休前と同程度の仕事量を思うようにこなせず、気持ちが沈んでしまいました。
現在は、職場に相談して休職中ではあるものの、その間も子どもを保育園に預けていることに罪悪感が募ります。さらに、職場でどう思われているのかを考えてしまい、休むべき時なのに全然休めていません。
休職中はどんな気持ちで過ごすのが正しいのでしょうか。育児も仕事も上手くできない自分が情けないです。
(20代、女性、ハンドルネーム:トンネル、職種:営業)
最初に
ご相談ありがとうございます。
2歳のお子さんを育てながら、育児と仕事の両立に向き合い、
休職という選択をされた今、
周りからどう思われているのか、
保育園に預けていることへの罪悪感、
ご自身を責めてしまうお気持ち…
本当にたくさんの思いを抱えていらっしゃるのだと思います。
育児と仕事の両立をしっかり頑張ってこられた日々は、決して消えることはありません。
期間は関係なく、確かにあります。
「できない」から休職したのではありません。
一生懸命やってきたからこそ、思うようにこなせず悩んでしまったことも、投げ出さずに向き合ってきたからこその悩みだと思います。
本当に頑張ってこられたからこそ、今は少し立ち止まり、休憩が必要な時期なのだと感じます。
一人で頑張りすぎないで。“一緒に子育てをしている感覚”を持って
保育士としてお母さんたちと関わらせていただく中で感じることは、お母さんたちはどうしても、育児も仕事も「どちらもちゃんとやらなきゃ」と頑張りすぎてしまっていることです。
私自身もそうでした。
保育士なんだから子育ても100点でなきゃいけない!仕事ももちろん100点。
できなければ減点式で「ここがダメだった」と自分を責めてしまっていました。
でも、そのやり方では心も体も疲れ切ってしまうと思います。
今、何より大切なのはお母さんご自身の体調を整えることだと思います。
子育て、自分の体を整えること、家事、生活のための仕事、日々の洗濯や洗い物…。
これらすべてを一人で抱えることは、決して簡単なことではありませんし、一人の力で解決できることではありません。
そのために、保育園や周りの手を借りながら、一緒に子育てをしているという感覚を持っていただけたらと思います。
保育園に預けているから、お子さんがかわいそう、という罪悪感を持ってしまうかもしれませんが、小さくて全部は理解できなくても、お母さんが体調を崩し、心が元気でいられないことの方が、きっとお子さんにとっては悲しいことだと思います。
今お子さんが保育園に通う時間は、成長の時間でもあり、お母さんにとっては体調や心を整える大切な期間です。
「手伝ってもらっている」
「一緒に育ててもらっている」
と、少し視点を変えてみていただけたらと思います。
子育てをする中で、多くのお母さんが
「ここができていない」
「うまく回せていない」
「自分が情けない」
と、ご自身を減点式で見てしまいます。
でも、お母さんも一人の人間です。得意なこともあれば、苦手なこともあります。
苦手を無理に克服するのではなく、得意を大切にしていく
もしお子さんが、苦手なことができなくて悩んでいたら、どんな声をかけるでしょうか。
「絶対できるようになりなさい」
「できるはずなのに」
とは、きっと言わないと思います。
「得意なこともちゃんと知っているよ」
「苦手なことは少しずつ一緒にやっていこうね」
と、声をかける方が多いのではないでしょうか。
私たち保育士も、子どもたちに対して、苦手を無理に克服させるのではなく、得意を大切にしながら、必要な時に少しずつ課題と向き合えるよう関わっています。
それは、お母さん自身にも同じことが言えると思います。
どうか「情けない」と思わないでください。
そう感じてしまうのは、それだけ一生懸命頑張りたい気持ちがある証です。
「申し訳ない」と思わずに、周りの力を借りながら、みんなで子育てをしていくことを大切にしていただけたらと思います。
最後に
苦しくなった時、辛くなった時は、自治体の窓口、保育園の先生、オンライン相談など、ぜひ周りに頼ってください。
「お母さんだからやらなきゃ」
「お母さんなのにできていない」
と一人で抱え込まず、頼れる場所を一つでも多く知っておくことが、子育てでとても大切なことだと感じております。
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