4歳2歳に「静かに!」と怒鳴り返しては自己嫌悪。なぜ大声ばかり出すの?子供に分かりやすく伝える方法を教えて【お悩み相談室】
今回は、4歳と2歳のお子さんの大声や泣き叫ぶ声に、つい反射的に大声で返してしまい落ち込んでいる30代女性からのご相談です。
「自分も母に怒鳴られて怖かったのに」という後悔を抱えながら、深呼吸以外の具体的な切り替え方法を模索していらっしゃいます。
「静かに」という抽象的な言葉が難しい子どもたちへの、動物や乗り物を使った「声のものさし」の提案や、シールや手紙で気持ちをそらす代替案を解説。
あわせて、ママ自身の「できたこと」を肯定し、反射的な怒りを和らげるための心の持ち方について保育士がお答えします。
4歳と2歳を育てていますが、2人とも急に大声を出したり、「ちょっと待ってて」が全く通じず泣き叫んだり…そんな毎日です。
無駄だと分かっていながら、つい「静かにして!」「声が大きいよ!」とこちらも大声で返してしまい、はっと我に返る瞬間があります。
結局、大声に大声で応えても何も変わらないし、自分も母に怒鳴られた時は怖かったのに、同じことをしているんだなぁと落ち込みます。
反射的に反応しないよう、手を洗って気持ちを切り替えたり、深呼吸して間を置くように工夫していますが、他にもできることがあれば知りたいです。
(30代、女性、ハンドルネーム:ぶっちょ、職種:主婦)
目次
最初に
毎日本当に子育てお疲れ様です。
4歳さんと2歳さんの子育ては、心も体もフル回転の日々のことと思います。
下の子が上の子と同じことをやりたがったり、上の子はじっくり遊びたいのに邪魔をされてしまったりと、関わる中で思うようにいかず、つい怒ってしまうというご相談はとても多く寄せられます。
急に大きな声を出したり、「待っていて」が通じずに泣き叫んだり、大声に大声で返しても変わらないと分かっていても、思わず声を荒げてしまう…
深呼吸をするなど工夫されているとのこと、それだけでも本当に十分頑張っていらっしゃいます。
「大声に大声で返してしまう」のは自然なこと
子どもたちが大きな声で喧嘩をしていたら、「静かにして」「声が大きいよ」と、ついこちらも大きな声になってしまうのは、とても自然なことです。
保育園などで子どもたちの様子を見ていても、まだ会話の細かなやり取りは難しく、子ども同士でも大きな声を出して伝えることで、相手に言うことを聞いてもらおうとする姿はよく見られます。
「反応しないこと」が落ち着くきっかけになる場合もありますが、ご家庭ではなかなか難しいですよね。
特にお母さんの前では、安心からわがままになったり、大きな声での要求が長く続いたりすることも少なくありません。
「静かに」を子どもがわかる形に変える
「もう少し静かにしてね」「ちょっと声が大きいよ」という言葉の意味が、まだ抽象的で理解しづらいお子さんも多い年齢です。
大きな声で気持ちを通そうとするタイプのお子さんには、「静かにして」と伝えるだけでは、なかなか響かないこともあります。
「声以外」で気持ちを伝える代替案
そこで、私たちがよく行っていた方法のひとつが、気持ちを別の形に切り替えることです。
例えば、
「じゃあお手紙にして、ママに気持ちを教えてくれる?」と声をかけ、字が書けなくても、色ペンやシールを渡して表現してもらいます。
内容がはっきり分からなくても、「なるほど、そうだったんだね」「それは嫌だったね」と気持ちを受け取ることで、
「声以外で伝える」経験を重ねていくお子さんもいらっしゃいました。
「声の大きさ」を目に見えるモノで例える
声の大きさ自体が分かりにくいお子さんもとても多いです。
大人のような理解がまだ難しい年齢だからこそ、目に見えるイメージが助けになることもあります。
例えば
・ゾウ:とても大きな声
・キリン:中くらい
・ウサギ:普通の声
・ネズミ:小さな声
「今はウサギの声でお話ししようね」と伝えると、イメージしやすくなることがありました。
乗り物が好きなお子さんなら、
・クレーン車:一番大きい声
・消防車:大きい声
・パトカー:中くらい
・乗用車:小さい声
など、お子さんの「好きなもの」に合わせて工夫するのもおすすめです。
「落ち着いている時間」の声かけも大切
大きな声が出始めた時の対応だけでなく、普段落ち着いて遊べた時や大声を出さずに要求や気持ちを伝えられた際に何気なく「上手に遊べているね」などと声を掛けることもトラブルを防ぐきっかけになることがあります。
過剰に褒めることはしなくても良いです。
「こうやって遊ぶといいのか」と子どもなりに学ぶ様子も見られます。
もちろん、兄弟喧嘩や日々の生活の中で、すべてがうまくいくわけではありません。
それでも、少し視点を変えることで、ふっと空気が和らぐ瞬間が生まれることもあります。
毎日頑張っているお母さんが、少しだけでも楽になるヒントとして、参考にしていただけたら嬉しいです。
ママのために「できたこと」にも目を向けて
お母さんご自身の気持ちを切り替えるための視点についてもお伝えさせてください。
喧嘩が起きたときの対応だけに目を向けるのではなく、普段の何気ない時間に、自分の気持ちを言葉にすることも大切なひとつの方法です。
怒ってしまったことやうまくいかなかったことだけでなく、
・今日はいつもよりは大きな声を出さずに済んだ
・喧嘩をすぐ止めず、1分だけ見守ることができた
・深呼吸を思い出せた
そんな小さな「できたこと」に目を向けてみてください。
そうやって日々の中で少しずつ自分の頑張りを言葉にしていくことで、
気持ちや心に余裕が生まれ、いざ喧嘩が始まったときの反応が、少しずつ変わっていったお母さんたちも実際にいらっしゃいました。
少しでもお母さんの心の負担が軽くなり、ストレスを溜めすぎずに子育てを続けていくためのヒントとして、このお話が役立っていれば幸いです。
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