妊娠中に脇が黒ずんできた!せっかく脱毛したのにショック…原因は?出産後に元に戻る?今できる正しいケアが知りたい【助産師監修:お悩み相談室】
今回は、妊娠をきっかけに脇の下の黒ずみに気づき、「せっかく脱毛したのに…」とショックを受けている30代女性からのご相談です。
出産後に元の肌色に戻るのかという不安を抱えていらっしゃいます。
妊娠中に急増するホルモンがメラニン色素を刺激し、脇や正中線に色素沈着を起こすメカニズムを解説。これらの産後の回復目安や、摩擦・乾燥を防ぐ天然素材のインナー選び、さらに妊娠中には避けるべき「刺激の強いケア」の注意点など、今すぐできる具体的なケア方法を助産師がお答えします。
妊娠してから、脇の下が少し黒ずんできた気がします。
もともとそんなに気にしたことがなかったのですが、鏡を見たときに「あれ?」と思って。せっかく脱毛して綺麗になったと思ったのにショックです。。
乳輪が黒くなるとは聞いてましたが、脇の黒ずみも妊娠と影響するのでしょうか?
出産後、色が元通りに戻ることはありますか?
ケアの方法などがあれば教えてほしいです。
(30代、女性、ハンドルネーム:ゆみぴろ、職種:事務・オフィスワーク)
最初に
ゆみぴろさん ご相談ありがとうございます。
妊娠中のお身体の変化に気づかれて、不安や戸惑いを感じていらっしゃるのですね。
「せっかく綺麗になったのに…」という残念に思われるお気持ちもわかります。
しかし、実は乳輪だけでなく、脇の黒ずみも妊娠による変化のひとつとして起こることがあり、決して珍しいことではありません。
どうぞ安心なさってくださいね。
今回は、妊娠に伴う脇の黒ずみについて、そして日々の生活でのケア方法をお伝えし、今感じているショックや不安が少しでも和らげば幸いです。
脇が黒ずむ原因と回復までの目安
妊娠すると、身体の中ではホルモンバランスが大きく変化します。
特に、メラニン色素を増やす働きのあるホルモンの影響で、乳輪・脇の下・お腹の中心(正中線)・外陰部などが色素沈着により濃く見えることがあります。
多くの場合、出産後にホルモンバランスが落ち着くことで、徐々に薄くなっていくことが期待できます。
しかし、薄くなっていくスピードや回復には個人差があり、完全に元通りになるまでには数か月~1年ほどかかる場合もある、ということを知っておいてくださいね。
いずれにしても、「今だけの変化」であることが多いです。
妊娠中にできる「濃くしない」ケア
そのため、無理に「消そう」とするのではなく、「これ以上濃くしないケア」が大切です。
ここからは、今できるやさしいケアについてお伝えしていきますね。
①まずは、摩擦を避けること。
摩擦は色素沈着を悪化させる原因になります。
締め付けるようなきつい下着や衣類を避け、擦れることを避けましょう。
化学繊維のものは、お肌への刺激や摩擦による色素沈着も起きやすいため、綿などお肌への刺激が少ない天然素材のものを選んでみるのも良いと思います。
また、お風呂でもゴシゴシ洗わないようにしましょう。
②次に、しっかりと保湿する。
乾燥すると肌は刺激に弱くなります。
妊娠によってお肌が敏感になる方もいらっしゃいますので、低刺激のボディクリームや無香料・アルコールフリーのものを選び、「保湿・保護」することを意識してみてください。
③逆に、妊娠中は「攻め」のケアは控えましょう。
妊娠中はお肌が敏感なため刺激の強いケアは今まで大丈夫なものでも敏感に反応する可能性があります。
「せっかく綺麗になったから…」とその状態をキープするために美白成分の強いものやピーリング・レーザーなどでの対処を考えるかもしれませんが、それらは産後に身体の回復状況を見ながら皮膚科でご相談いただいた方が良いでしょう。
④そして、紫外線対策をする。
脇は直接日光を浴びないことが多いですが、ノースリーブなどで露出する場合は、軽く日焼け止めを使うことで色素沈着の悪化予防になりますよ。
最後に
妊娠中の身体は、お腹の赤ちゃんを守り育てるために大きく変化しています。
その過程の中で起こる見た目の変化に驚いたり戸惑うこともあるでしょう。
しかし、それらの多くは一時的なもので、私たちの身体には、元に戻ろうとする力もちゃんと備わっています。
今は「元のように綺麗に戻す」ことよりも、ご自身の身体を優しくいたわることを大切に過ごしてくださいね。
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