新社会人の生理トラブル「漏れてないかな?」血の塊が出る原因とセルフケア【お悩み相談室】
今回は、社会人になってから生理の量が増え、「生理の経血漏れ」への不安を抱えながらも、血の塊が出ることに悩む20代女性からのご相談です。
ストレスや冷えが経血に与える影響と血塊の関係を解説し、経血漏れの不安を軽減させる方法や、温めケアを看護師がアドバイスします。
社会人になってから、生理のときに血の塊のようなものが出ることが増えました。
疲れや慣れない仕事のストレスのせいなのか、生理の量も今までより多い日もあります。
病院に行っても、ストレスや冷えに注意と言われただけで、特に異常はありませんでした。
塊が出る瞬間のドロっとした感じも嫌ですし、職業柄体を動かす機会も多いので、下着から漏れないか心配です。
社会人になったばかりで仕事には集中したいので、何か手軽にできる対策はあるでしょうか。
(20代、女性、ハンドルネーム:新社会人、職種:医療・介護・福祉)
目次
最初に
社会人になってから、新しい環境や仕事の責任の中で、毎日本当にお疲れさまです。
学生時代とは違う生活リズムや、常に気を張る日々の中で、生理の変化に気づき、「これって大丈夫なのかな」と不安になったのですね。
あのドロッとした塊が出る瞬間の、何とも言えない不快感。気持ちが沈んでしまうのも無理はありません。
立ち仕事や移動が多いお仕事だと、「今、漏れていないかな」「周りに気づかれていないかな」と、つい気になってしまいますよね。
目の前の仕事に集中できなくなるほどの不安を抱えながら、それでも仕事を休めない。
そのしんどさは、とても大きなものだったと思います。
勇気を出して病院を受診して、「異常なし」と言われたとき、少しホッとする気持ちと同時に、「じゃあ、この具体的なしんどさはどうしたらいいの?」と、行き場のない気持ちになったかもしれません。
病気ではないと言われても、つらさが消えるわけではありませんものね。
でも、こうして体の変化に気づき、自分のために答えを探そうとしていること。
それ自体が、あなたが自分を大切にしようとしている証です。
まずはそのことを、どうか認めてあげてください。
「生理と仲良く過ごせる自分」を見つけて
「生理と仲良く過ごせる自分」を、ゆっくり見つけていきましょう。
今は「どうして塊が出るの?」「これをなくさなきゃ」と、原因や解決策ばかりを考えてしまっているかもしれません。
きちんと向き合おうとする、真面目で責任感のあるあなただからこそ、早くどうにかしたい気持ちが強くなるのも自然なことです。
でも、少しだけ視点を変えて、
「生理の日でも、今よりほんの少し安心して過ごせる私」を目標にしてみるのはいかがでしょうか。
塊が出ることをすぐにゼロにするのは難しくても、「出たときはこうすれば大丈夫」と分かっていたり、漏れへの備えができていたりするだけで、心の負担は驚くほど軽くなります。
生理を無理にコントロールしようとするのではなく、少しずつ付き合い方を覚えていく、そんなイメージです。
そのために大切なのが、自分の体のリズムをやさしく知ること。
「寝不足が続いた月は量が多いな」
「座りっぱなしの日は塊が出やすいかも」
「冷房が強い日はドロッとしやすい気がする」
そんな小さな気づきが増えていくと、心の準備ができるようになります。
「今は体が一生懸命お掃除している時期なんだな」
そう思えるだけで、自分へのまなざしが少し穏やかになります。
焦らず、一緒に見つけていきましょう。
生理の時の血の塊、どう対処したらいい?
ここからは、毎日の不安を少しでも軽くするための、具体的なヒントをお伝えします。
1.血の塊が出る理由
生理の血は、本来体の中でサラサラに溶かされてから外に出てきます。
しかし、冷えや疲れ、強い緊張が続くと、血の巡りがゆっくりになり、塊として出てしまうことがあります。
社会人になりたての時期は、心も体も常に緊張しがちです。
塊が出るのは、体が慣れない環境の中で一生懸命働いているサイン。
あなたのせいではありません。
2.「漏れ不安」を減らす工夫
不安を抱えたまま働くのは、とても消耗します。
最近は、心強いアイテムもたくさんあります。
・いつものナプキンにプラスして使える吸収アイテム
・吸水ショーツを重ねて履くことで、万が一への安心感を持つ
・「会議前」「2時間ごと」など、交換のタイミングを決めておく
「大丈夫な準備ができている」という感覚が、気持ちを守ってくれます。
3.体を温めるケア
冷えは経血が固まりやすくなる原因のひとつです。
首・手首・足首を意識して温めてみてください。
足首の内側にある三陰交というポイントを、カイロやレッグウォーマーで温めるのもおすすめです。
トイレでは、深くゆっくり呼吸を。
お腹の力が抜けると、体も自然にゆるみます。
4.再受診の目安
「異常なし」と言われたことは、今大きな病気がないという大切な安心材料です。
ただし、
・短時間でナプキンがいっぱいになる出血
・とても大きな塊が何度も出る
・強い痛みや、立ちくらみ・息切れがある
こうした変化があれば、遠慮せず再度かかりつけ医に相談してくださいね。
最後に
あなたは今日まで、本当によく頑張ってきました。
生理のトラブルは、「ちゃんと向き合っている人ほど気づくもの」です。
今夜は温かい飲み物を飲んで、少しだけ自分を労わる時間をつくってください。
あなたの毎日が、少しずつ軽くなることを、心から願っています。
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