会議中もムズムズして集中できない…30代が悩む生理前の“残尿感”はよくあること?【お悩み相談室】
今回は、生理前になると頻尿や残尿感が続き、仕事にも集中できず不安を抱える30代女性からのご相談です。痛みはないものの、PMSと関係があるのか気になっているようです。
あまり人に話しづらい症状でもあるため、よくあることなのか、そして少しでもラクに過ごすための対処法について、看護師がお答えします。
生理の少し前になると、トイレが近くなったり、行ってもスッキリしない感じがします。いわゆる頻尿や残尿感でしょうか、またすぐ行きたくなるような感覚です。
最初は冷えかなと思ったのですが、温かくしてもあまり変わらず…。痛みやかゆみはないので、膀胱炎ではなさそうです。
PMSのときに体がむくむという話は聞いたことがありますが、頻尿や残尿感も関係あるのでしょうか。
友人ともPMSのイライラやにきびなどの話は出ますが、こういう話はなかなか出なくて…。よくあることなのか、教えて欲しいです。
また、残尿感があるとムズムズと落ち着いて仕事ができないので、なにか改善方法などあればそれも教えて欲しいです。
(30代、女性、ハンドルネーム:pomopomo、職種:事務・オフィスワーク)
最初に
生理が近づくと、トイレが近くなったり、行ったはずなのにすっきりしない感覚が残ったりすることがあります。
痛みやかゆみはなく、温めてもあまり変化がないとなると、
「これは何が起きているのだろう」「自分だけなのでは」
と不安に感じてしまいますよね。
仕事中も尿意やムズムズ感が気になり、席を立つ回数が増えたり、集中しづらくなったりすると、心身ともに負担を感じやすいと思います。
PMSについては、気分の変化や肌荒れなどは話題に上がりやすい一方で、排尿に関する違和感は話しにくく、周囲と比べることができないまま悩みを抱えやすい症状でもあります。
そのような中で、ご自身の体の変化にきちんと目を向け、疑問を持たれていること自体、とても大切なことだと思います。
生理前の頻尿や残尿感は珍しくない
生理前の頻尿や残尿感は、PMSの症状の一つとして見られることがあります。
生理前は女性ホルモンの変動が大きく、体が水分をため込みやすくなる時期です。
その影響でむくみが出やすくなるのと同様に、膀胱や尿道まわりの感覚が普段より敏感になることがあります。
また、自律神経のバランスが乱れやすくなることで、膀胱が落ち着かず、少量の尿でも強い尿意を感じたり、排尿後に違和感が残ったりすることがあります。
発熱や排尿時の痛み、血尿などがなく、生理前に限って繰り返し起こる場合には、膀胱炎というよりも、ホルモンや自律神経の影響によるものと考えられることが多いです。
決して珍しい症状ではなく、体が周期的な変化に反応している一つのあらわれと受け止めていただいて大丈夫です。
症状を和らげるためのポイント
症状を少しでも和らげるためには、膀胱を過敏な状態にしすぎないことがポイントになります。
1.少し様子を見る時間をつくる
残尿感が気になると、つい何度もトイレに行きたくなりますが、頻繁に排尿を意識しすぎると、かえって膀胱が刺激に敏感になり、尿意が強くなることがあります。
可能であれば、「少し様子を見てみる」時間をつくることも一つの方法です。
2.温める
また、下腹部や腰まわりを中心にやさしく温めることで、骨盤周囲の緊張が和らぎ、違和感が軽減することがあります。
3.カフェインを控える
飲み物については、生理前だけでもコーヒーや濃いお茶などのカフェインを控え、白湯や温かいノンカフェインの飲み物を選ぶと、膀胱への刺激が少なくなります。
水分を極端に減らす必要はなく、少量ずつこまめにとることが大切です。
4.軽いストレッチをする
長時間同じ姿勢でいると骨盤まわりがこわばりやすいため、時々肩を回したり、ゆっくり息を吐いたりするだけでも、体が緩みやすくなります。
生理前の数日間だけでも、症状が出るタイミングや飲食内容を簡単に振り返ってみると、ご自身の傾向が見えてくることもあります。
なお、
・生理の時期と関係なく症状が続く場合
・排尿時の痛み、発熱、血尿などが現れた場合
これらの場合には、別の原因が隠れている可能性もありますので、早めに医療機関に相談してください。
最後に
つらさを我慢する必要はありません。体の変化に気づき、無理をしない選択をされていることは、十分に大切なセルフケアだと思います。
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