不妊治療のHMG注射が痛い。お尻に変えても数日痛むのは合わないから?自分に合う方法を見つけるためにはどうしたらいい?【お悩み相談室】
今回は、妊活中の20代女性から「排卵誘発の注射後に太もももおしりも強く痛み、数日間つらさが続く」とのご相談です。部位を変えても合わず、寝返りでも目が覚めてしまうほどのようです。
妊活を続けるうえで避けられない注射の痛みを、少しでも楽にする工夫について看護師がお答えします。
現在妊活中で、HMG注射を打つ機会が多いのですが、その時の痛みに悩んでいます。
針を刺す瞬間というよりは、あとからくる筋肉痛のような重い痛みがつらく、寝返りをうっただけでも目が覚めてしまうことがあります。
看護師さんに相談したところ「じゃあおしりに変えてみましょう」と提案してもらい試したのですが、私にはむしろそちらの方が合わず…。数日間は、腰を下ろすときに“うっ”とくる痛みが続きました。
病院では“おしりのほうが楽な人が多い”と聞いたのですが、やっぱり相性みたいなものがあるのでしょうか。排卵障害で注射が避けられないことは理解しているので、少しでも楽になる方法があれば知りたいです。
(20代、女性、ハンドルネーム:デスクワーク、職種:事務・オフィスワーク)
最初に
デスクワークさん、ご相談ありがとうございます。
現在妊活中で、HMGの注射を打つ機会が多くなっているのですね。
注射後、あとからでてくる筋肉痛のような痛みにお悩みで、注射の部位をお尻に変更しても数日痛みが続いてしまったとのことなのですね。
痛みの感じ方や度合いには個人差はあるものの、不妊治療では排卵を促す注射や検査等の処置の際にどうしても多少の痛みが生じることがあります。
痛みが伴う状況でも、一生懸命治療に向き合っていらっしゃることがご相談内容から伝わりました。ここまでよく頑張ってこられましたね。
注射を打つ場所について
今回は不妊治療で使われる注射の痛みが、少しでも楽になる方法のご相談ですね。
ご相談内容から、これまでは恐らく肩や腕に注射をしており、看護師に相談してお尻へ部位を変更したものの、結果として、お尻への注射の方がデスクワークさんには合わなかったと感じていらっしゃる状況なのだと受け取りました。
HMGの注射は連日注射を打つこともあります。
そのように連日注射を行う場合は、看護師側が打つ場所を少しずらしたり、左右交互に打つなどの工夫を行います。
また、薬液の注入スピードによって痛みの感じ方が変わる場合があり、ゆっくり薬剤を注入することを希望される方もいらっしゃいます。
肩や腕よりもお尻に注射を打った方が痛みを感じにくい方もいらっしゃるので、おかかりの病院の看護師は、そのような理由から提案されたのだと思います。
また、痛みの度合いだけでなく、針が怖くて注射が苦手と感じる方の場合でも、針が視界に入らないようにするためにお尻に注射を打つこともあります。
負担の少ない方法を看護師さんと一緒に探す
しかし、痛みの感じ方には個人差があります。
デスクワークさんのように、「お尻へ注射は自分には向いてなかった」と感じる方もいらっしゃいますし、お尻に注射を打たれるのは恥ずかしいと感じる方もいらっしゃいます。
また、痛みがあまりにも強い場合は注射の種類を変更する場合もございます。
デスクワークさんにとってできるだけ負担が少ない注射の方法を、一緒に考えていくことは看護師の大切な役割の1つです。
注射の部位を変更すること以外にも、できる工夫はいくつかありますので再度遠慮なく看護師に相談してみてくださいね。
今回ご相談いただいた注射以外にも、採血や内診、経膣超音波に対して苦手意識や痛みを感じる方も多くいらっしゃいます。
不妊治療の現場で働くスタッフは、患者さんが感じる痛みや不安をできるだけ小さくしたいと考えております。
処置や検査の際、痛みや緊張が強く、気分が悪くなってしまう方もいらっしゃいます。その結果、思わぬケガに繋がることもございますので、些細なことでもどうか我慢せずに教えてくださいね。
最後に
また、おかかりの病院のスタッフと日頃からお気持ちや状況を共有しておくことで、痛みに限らずお仕事との両立やパートナーの方との関係等、ご自身が抱えているお悩みに対してできる工夫が見つかることもあります。
治療を続けていく中で、少しでも「つらさが減ったな」と感じられる場面が増えるよう、一人で抱え込まず、周りの力も借りながら進んでいってくださいね。
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