朝起きると手がむくんでグーパーできない。50代だし更年期?手首や体も痛いのでリウマチ?見極めと受診のタイミングを教えて【お悩み相談室】
今回は、朝起きると手がむくんでグーパーがしづらく、手首や体の一部の痛みがリウマチではないかと不安に思われている50代女性からのご相談です。
症状が短時間で収まるため、年齢的に更年期症状も疑っていらっしゃいます。
女性ホルモンの低下による一時的な水分代謝の乱れによるむくみ症状と、リウマチ特有の「左右対称の腫れ・熱感」「30分以上続くこわばり」といった特徴を解説。
過度な恐怖を手放し、納得して次のステップへ進むためのアドバイスを、助産師がお答えします。
朝起きると、手がむくんでいます。
他にも、手首や体のあちこちが痛みリウマチが心配ですが、年齢的に更年期も疑っています。
更年期の場合のむくみはどの程度でしょうか。
説明が難しいですが、私はグーパーができない程度で、時間は短時間です。
(50代、女性、ハンドルネーム:せんべい、職種:主婦)
最初に
ご相談ありがとうございます。
朝起きたときに手がむくんでいて、さらに手首や体のあちこちに痛みがあるとのこと、とても不安なお気持ちで過ごされているのではないでしょうか。
「リウマチではないか」と思うと怖さもありますし、一方でご年齢的に更年期の影響かもしれないと感じながらも、どちらなのか分からない状態は落ち着かないですよね。
「グーパーがしづらいほどのむくみ」があるとなると、日常生活の中でも違和感や不便さを感じておられるのではないかと思います。
それでも症状が短時間でおさまるとのことで、様子をみていいのか、受診しようか、ますます悩む状況かと思います。
体の変化か治療が必要なのかを整理することから
こうした症状に対しては、「体の変化の一つとして起きているものなのか」「治療や評価が必要な状態なのか」を少し整理できると安心につながるかもしれませんね。
更年期に伴う体調の変化であれば、ホルモンバランスの揺らぎによる一時的なむくみや関節のこわばりとして説明できることもあります。
一方で、関節リウマチのように早めに気づくことが大切な状態もありますので、「どんな特徴があるのか」を知っておくことも安心かと思います。
今の症状がどちらに近いのかを見極めるヒントを持ちながら、体の変化を観察していけるとよいでしょうか。
更年期のむくみとリウマチの違いは?
更年期には、女性ホルモンであるエストロゲンの低下により、体内の水分バランスが変化し、むくみやすくなることがあります。
また、関節や筋肉の違和感、こわばりを感じる方も少なくありません。
特に朝起きたときに手がこわばる、動かしにくいといった症状は更年期にもみられることがあります。
ただし、更年期によるむくみは比較的軽度で、時間の経過とともに自然に改善していくケースが多いとされています。
一方で、関節リウマチの場合は、朝のこわばりが30分以上続く、関節の腫れや熱感がある、左右対称に症状が出る、といった特徴がみられることがあります(※)。
また、進行すると関節の変形につながる可能性もあるため、早めの評価が大切です。
今回のように「グーパーがしづらい程度のむくみ」がありつつも短時間で改善する場合、
更年期に伴う一時的な変化の可能性も考えられますが、痛みが複数の関節にある点は少し丁寧に見ていきたいところでもあると思います。
症状が続く、強くなる、こわばりの時間が長くなるといった変化があれば、一度医療機関での相談を検討されてもよいかもしれません。
血液検査などで炎症の有無を確認することで、はっきりと分かることもあるので、その方が結果的に安心できるかもしれません。
日常生活でできるむくみケア
日常生活では、手を温める、軽く動かして血流を促す、無理のない範囲でストレッチを行うといったケアが、症状の軽減につながることもあります。
また、塩分の摂りすぎを控えたり、適度に体を動かすこともむくみ対策として役立ちますので、少し意識してみられるといいかもしれません。
最後に
受診の目安として、朝のこわばりが30分以上続く場合、関節の腫れや熱感がある場合、日を追うごとに症状が強くなる場合などは、早めに医療機関での評価を受けてみてくださいね。
今の段階で「どちらかに決めつける必要もない」のかもしれませんが、ご自身の体の声を大切にしながら過ごし、気になることが続く場合には思い切って専門家にみてもらってくださいね。
<参考文献・出典>※以下の文献を参考にしています
公益社団法人 日本産婦人科学会
▶更年期障害について:https://www.jsog.or.jp/citizen/5717/※
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