「生理2日目が一番多い」って本当?初日から量が多い20代の不安、これって様子見で大丈夫?【看護師監修:お悩み相談室】
今回は、生理1日目から量が多く、周りの友人と違って「普通じゃないのでは」と不安な20代女性からのご相談です。生活に支障はないものの、毎月の漏れへの不安や婦人科を受診すべきかの境界線に悩まれているようです。
様子見でいいのか、受診の目安や不安な心との向き合い方について看護師がお答えします。
大学生です。生理について不安があり、相談させてください。
一般的には「生理2日目がいちばん量が多い」とよく聞きますが、私は毎回1日目から量が多く、2日目も多いものの、ピークは初日な気がします。
1日目からナプキンがすぐいっぱいになり、漏れないか常に気にしてしまいます。
同年代の友だちと話しても2日目が一番つらいという子が多く、自分は普通じゃないのかなと不安になります。
生活に支障が出るほどではないですが、このまま様子見でいいのか、婦人科を受診した方がいいのか迷っています。
(20代、女性、ハンドルネーム:みどりのキャンパス、職種:その他)
最初に
大学生になり、毎月の生理について不安を感じていらっしゃるのですね。
まわりのご友人から「2日目が一番つらい」と聞くことが多いなかで、ご自身は1日目から量が多く、初日がピークのように感じているとのこと。
そうなると、
「自分だけ周りと違うのではないか」
「普通ではないのかもしれない」
と心配になってしまうのはとても自然なことです。
1日目からナプキンがすぐにいっぱいになったり、講義中や移動中に「漏れていないかな」と気になったりすると、体だけでなく気持ちもずっと休まらない日々が続いてしまいますよね。
「生活に大きな支障が出ているわけではないから」と思うからこそ、病院に行くべきなのか、もう少し様子を見てよいのか迷してしまうお気持ちもよく分かります。
毎月のことだからこそ、一人で不安を抱えたまま過ごすのは本当に心細いことだと思います。
経血量には個人差がある
「生理は2日目が一番多い」とよく言われますが、実は経血量のピークには個人差があります。
1日目に多い人もいれば、2日目、3日目に多くなる人もいます。
そのため、1日目が一番多いからといって、すぐに「異常がある」と決めつけなくても大丈夫ですよ。
まずは、「私は1日目から量が増えやすいタイプなのかもしれない」と、少し肩の力を抜いてご自身の体を見つめてあげてください。
そのうえで、
- 毎回どのくらいの時間でナプキンを替えているか
- 血の塊が混じるか
- めまいや息切れがないか
を少しずつメモに残しておけると安心です。
スマホのメモ機能で十分ですし、「1日目は昼用を何枚使った」「夜は漏れが心配だった」という簡単な記録だけでも、ご自身の傾向を知る大切な手がかりになります。
そして何より大切なのは、「生活に支障が出るほどではないから」と、一人で我慢しすぎないことです。
漏れが心配で毎月緊張しながら過ごしているなら、それだけで十分に専門家に相談してよい理由になります。
婦人科に受診した方がいい症状
医学的には、月経の持続日数は3〜7日以内、月経血量は20〜140gが正常な目安とされています(※1)。
ただ、実際に経血の量を自分で正確に量ることは難しいため、
「昼間に夜用ナプキンが必要になる」
「血の塊が混じる」
「貧血のような症状がある」
といったご自身の感覚が、とても大切な判断材料になります(※2)。
特に、以下のような症状がある場合は、一度婦人科で相談してみることをおすすめします。
- ナプキンが1〜2時間でいっぱいになってしまう
- 夜用ナプキンを使っていても漏れが心配になる
- レバーのような大きな血の塊が出る
- 生理のたびに、強いだるさ、めまい、立ちくらみ、息切れがある
出血量が多い状態が続くと、体がその状態に慣れてしまっていても、気づかないうちに貧血が進んでいることがあります(※2)。
また、経血量が多くなる「過多月経」の背景には、ホルモンバランスの乱れだけでなく、子宮筋腫や子宮内膜症といった病気が関係していることもあります。
子宮筋腫は良性の腫瘍で、月経量が多くなる原因になることがあります(※3)。
子宮内膜症は、生理痛が強くなったり、年々痛みがつらくなったりすることが特徴です(※4)。
初めて婦人科を受診するのは、とても緊張しますよね。
ですが、受診の際に
「まずは相談だけしたいです」
「内診が不安です」と正直に伝えても、
決して無理に進められることはありません。
お医者さまと相談しながら、問診や血液検査、お腹の上からあてる超音波検査など、できる範囲から進めてもらうことができます。
最後に
受診することは、怖い病気を見つけに行くためではなく、毎月を少しでも安心して過ごすための前向きな一歩です。
「問題がなさそう」と分かるだけでも、気持ちはとても軽くなります。
ご自身の感覚を「大げさかもしれない」と我慢せず、安心のために専門家を頼ってみてくださいね。
<参考文献・出典>※以下の文献を参考にしています
公益社団法人 日本産婦人科医会
▶正常な月経の目安:https://www.jaog.or.jp/qa/youth/qashishunki5/?utm_source=chatgpt.com※1
一般社団法人 日本女性心身医学会
▶過多月経:https://www.jspog.com/general/details_10.html?utm_source=chatgpt.com※2
公益社団法人 日本産科婦人科学会
▶子宮筋腫:https://www.jsog.or.jp/citizen/5711/?utm_source=chatgpt.com※3
▶子宮内膜症:https://www.jsog.or.jp/citizen/5712/?utm_source=chatgpt.com※4
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